昭和56年9月の花月三館の予告。
●なんば花月
上席は花紀京・岡八郎のベテランから、明石家さんまなど看板も充実。それにポケット・ミュージカルスやリレー落語で、かなりの数の噺家が出ています。
中席では東京から吉本に来たばかりの頃なのか、ジュン&ダンが大文字です。吉本新喜劇は9月の下旬に「しごき教室」の優勝賞品のハワイ旅行で、木村進・間寛平・室谷信雄が休演するため、各館イレギュラーになり、ここは間寛平組に木村進が出ています。
下席は阪神・巨人、サブロー・シロー以外はベテラン揃い。新喜劇は9月上席の京都から船場太郎・平参平・中山美保の固定メンバー。
●うめだ花月
上席はなんば同様に噺家のユニットが出てるので、笑福亭松之助、林家染二も含めて噺家が多いです。
中席はやすし・きよし、のりお・よしおが日にち限定。
下席は新喜劇がイレギュラーで桑原和男が座長代行。
●京都花月
上席は末期の京都を彷彿させるようなメンバーですが、辛うじて桂文珍が出てるだけマシな感じ。
中席は礼子・恵太が大文字、トップに大助・花子。由紀子・幸司も含めて、男女コンビが三組。ここも林家小染、ポケットに月亭八方、それにリレー落語で噺家だらけ。
下席では桂きん枝と五所の家小禄が日にち限定。まぁきん枝の都合でしょうけど。新喜劇は京都では最後の花紀京、岡八郎のゴールデンコンビで「奥ゆかしい人々」。