うめだ花月 平成2年1月 | 続アメマのおとしもの

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鉄道・吉本・宝塚のことなど・・・。

旧うめだ花月最後の正月興行。NGKが開場してから、看板さんの出番が少なくなり、B級感が漂ってましたが、この月はなんとか最後の華やかさを出していました。

 

 

●上席

笑福亭仁鶴大助花子月亭八方小づえ・みどりと看板が4組も揃うと豪華です。数年前までなら通常興行でもこれぐらいのメンバーは当たり前だったんですけどね。そこに1~7日のみ島田洋七間寛平の漫才、ポケット・ミュージカルスにチャンバラトリオというなかなかの顔ぶれ。しかしほぼ漫才ですね。

 

吉本新喜劇は1~8日が「船乗りシンドバットの冒険」(TVタイトル「宝島の地図」) 作:中村進 演出:檀上茂。外国の港町の酒場を舞台に、シンドバット(今田耕司)とその子分(池乃めだか)が、宝島の地図を巡ってのドタバタ騒動。

9・10日は「今どきシンデレラドリーム」(TVタイトル「男もシンデレラドリーム」) 作:栗田国人 演出:檀上茂。デパートの服屋の店長(池乃めだか)の息子たち(東野幸治、石田靖、板尾創路)らにこき使われる店員の(今田耕司)は、実は有名デザイナー(南喜代子)の息子だったというお話。

 

●中席

久々にいくよ・くるよと、日にち限定でダウンタウンがうめだ出番。桂小文枝はなんだかこの番組に浮いてる感じがします。上席と違って、小文字に諸芸が結構出ていて、うめだらしさがありますね。

そして新喜劇を退団した浅香秋恵島田一の介が漫才で初出番。ホントにオモロない漫才でした。

ポケット・ミュージカルスは最近けったいな名前に改名した末成由美が主演。

 

吉本新喜劇は11~13日が「花形!運送業界のうちがわ」(TVタイトル「仏像騒動」) 作:大河内通弘 演出:檀上茂。運送屋に仏像を運んでほしいと持ち込まれるが、社長(今田耕司)や配送員たち(池乃めだか、桑原和男、東野幸治)が、仏像の首を折ってしまったことを隠そうと奔走する。

14~20日は「狙われた男」(TVタイトル同じ) 作:木村和彦 演出:檀上茂。

会社社長の遺産を巡っての家族の腹の探り合い。
池乃めだか、桑原和男中山美保、末成由美島木譲二、今田耕司、東野幸治、石田靖未知やすえ他。
 
●下席
大文字、小文字共に当時のザ・うめだメンバーという番組編成。約30年経った今、現役でやってるのは桂文珍ハイヒールぐらい。カウス・ボタンコメディ№1が同じ出番だなんて、あぁ恐ろしい(笑)
ポケット・ミュージカルスは新喜劇若手メンバー。
 
吉本新喜劇は「おめでたい人々」(TVタイトル同じ) 作:橋本収 演出:檀上茂。
会社社長(岡ゆう太)は今は隠居の身で、悠々自適の生活。しかし突然若い女性(未知やすえ)と結婚すると言い出して、家族たち(池乃めだか岡けん太末成由美ら)は大反対。しかし実はやすえには恋人がいて・・・。