旧うめだ花月最後の正月興行。NGKが開場してから、看板さんの出番が少なくなり、B級感が漂ってましたが、この月はなんとか最後の華やかさを出していました。
●上席
笑福亭仁鶴、大助・花子、月亭八方、小づえ・みどりと看板が4組も揃うと豪華です。数年前までなら通常興行でもこれぐらいのメンバーは当たり前だったんですけどね。そこに1~7日のみ島田洋七と間寛平の漫才、ポケット・ミュージカルスにチャンバラトリオというなかなかの顔ぶれ。しかしほぼ漫才ですね。
吉本新喜劇は1~8日が「船乗りシンドバットの冒険」(TVタイトル「宝島の地図」) 作:中村進 演出:檀上茂。外国の港町の酒場を舞台に、シンドバット(今田耕司)とその子分(池乃めだか)が、宝島の地図を巡ってのドタバタ騒動。
9・10日は「今どきシンデレラドリーム」(TVタイトル「男もシンデレラドリーム」) 作:栗田国人 演出:檀上茂。デパートの服屋の店長(池乃めだか)の息子たち(東野幸治、石田靖、板尾創路)らにこき使われる店員の(今田耕司)は、実は有名デザイナー(南喜代子)の息子だったというお話。
●中席
久々にいくよ・くるよと、日にち限定でダウンタウンがうめだ出番。桂小文枝はなんだかこの番組に浮いてる感じがします。上席と違って、小文字に諸芸が結構出ていて、うめだらしさがありますね。
そして新喜劇を退団した浅香秋恵と島田一の介が漫才で初出番。ホントにオモロない漫才でした。
ポケット・ミュージカルスは最近けったいな名前に改名した末成由美が主演。
吉本新喜劇は11~13日が「花形!運送業界のうちがわ」(TVタイトル「仏像騒動」) 作:大河内通弘 演出:檀上茂。運送屋に仏像を運んでほしいと持ち込まれるが、社長(今田耕司)や配送員たち(池乃めだか、桑原和男、東野幸治)が、仏像の首を折ってしまったことを隠そうと奔走する。
14~20日は「狙われた男」(TVタイトル同じ) 作:木村和彦 演出:檀上茂。