吉本新喜劇「猛虎襲来」 | 続アメマのおとしもの

続アメマのおとしもの

鉄道・吉本・宝塚のことなど・・・。

●なんば花月 昭和60年10月上席(プログラムはこちら
●吉本新喜劇「猛虎襲来」 作・演出 檀上茂
 
イメージ 1
【出演者】
すし虎の板前・・・岡八郎
同・・・間寛平
すし虎の大将・・・平参平
その娘・・・浅香秋恵
勘当された息子・・・浜裕二
裕二の妻・・・藤里美
喫茶ロマンスのマスター・・・由利謙
行かず後家の妹・・・桜国子
客(サラリーマン)・・・梶原一弘
同(サラリーマン)・・・森公平
同・・・ヤンキース セイキ
同・・・ヤンキース タツヤ
同・・・杉本美樹
同・・・今西博子
雑誌記者・・・前田国男
 
【舞台】
すし虎の店内、入口を入ると上手に至るまでが店内で中央に奥への出入口。上手にカウンター、カウンター内にも出入口あり。中央にテーブル二台と各イスあり。
下手は喫茶店で遠見は商店街。
 
【あらすじ】
21年ぶりの阪神タイガース優勝に浮かれてる板前の岡八郎間寛平。しかし大将の平参平は大の野球嫌い。というのも15年前に、息子(浜裕二)が学校を卒業して店を継いでくれるものと思っていたが、早稲田大学に入学してプロ野球選手になろうと東京に行ってしまった。しかし裕二は二回生の時に右肩を壊して野球ができなくなり、大学を中退。その後、音信不通になってしまった。そういう理由で参平は野球嫌いになってしまった。そこへ裕二が妻(藤里美)を連れて帰って来る。断固として許さない参平だったが、里美が妊娠していることや、野球を辞めてから裕二が10年間板前の修業をしていたことを知る。裕二は子供の頃、親父に連れて行ってもらった甲子園球場での阪神タイガースの想い出を語り、参平もついに勘当を解くのであった。
 
【雑感】
この年は阪神の好調と優勝で、新喜劇のタイトルにも「虎」や「タイガース」という言葉がよく入りました。それに関連した内容も、このように多かったです。
さてお芝居の方は、親子の再会の泣きのパターンですが、八ちゃんと寛平ちゃんがボケまくって、笑いをとる形ですね。
ヤンキースの二人がこの作品に出ていたとは、台本を見るまで知りませんでした。しかしガラの悪い二人が新喜劇の楽屋でどのように過ごしていたんでしょうね。
 
ABCでの中継がない時期なので、台本の内容には興味深いものがあります。
 
 
 
※あくまでも台本を読んだままに記事を掲載しています。実際に上演された際には、変更があったかもしれませんのでご了承下さい。