オリジナルたまごっちを育てはじめて2ヶ月くらいになる。ここで一度1996年発売の当時物と比較して分かっていることなどをまとめておこうと思う。

 

 2022年に日本で発売されたオリジナルたまごっちは海外で発売された復刻版たまごっちの逆輸入品であり、ルーツは2017年に日本で発売された20周年の復刻版たまごっちとほぼ同じであると思われる。実際プレイしてみても、この二つはほとんど同じプログラムで動いているように思われる。

 ゲーム内容は1996年に発売された当時物の「たまごっち」「新種発見!!たまごっち」と全く同じである。もちろんオリジナルたまごっちは海外版なのでゲーム内の言語や表示、キャラクターが一部異なるが、これは当時物の海外版と共通するものだ。

 一方で機能性、ゲーム進行に関する細かな要素・条件においては異なる点がいくつもあるようだ。専門的なことは分からないが電池や電池収納部位の変更、ボタンの感度や処理速度の向上により機能性はアップしているように思う。またキャラクターの育成条件や変身にかかる分岐条件についても変更があり、これらはプレイする上では無視できない。

 とりあえず思いつくことを書いておく。(以下呼称は当時物、オリたまとする)

 

 

○ タマゴが生まれた直後のベビっち成長のタイムテーブルなど

・ベビっちのおなか/ごきげんメーター減少の様子と間隔

 当時物 おなか:3分 ごきげん4分

(孵化後や起床後などに一部例外はあるが基本的に変則なし。)

 オリたま おなか:約3分 ごきげん:約3分

(おなかとごきげんが同時に減少するのが特徴。たまにばらけることも。減少間隔も時折前後することがあり、変則的。)

・ベビっちの就寝、病気のタイミング

 当時物 病気:誕生から約33分後 就寝:誕生から約40分後

(特に就寝はあまりずれることはない。就寝からきっちり5分で起床する。)

 オリたま 病気:誕生から54分前後 就寝:誕生から42、3分前後

(当時物と順番が逆。時間も前後しやすい。就寝時間も6分だったり8分だったりまちまちだった。メーター減少の回数と関係あり?)

・ベビっちの変身

 当時物 誕生から1時間5分後

(就寝時間の5分を引いてきっちり1時間?)

 オリたま 誕生から1時間10分前後

(こちらも変則的で数分前後する。)

・まるっち変身後のおなか/ごきげんメーターの減少間隔

 当時物 おなか:50分 ごきげん:60分

(きっちりこの通りの間隔で減少し、変則は見られない。)

 オリたま おなか/ごきげん:60分前後

(おなかとごきげんがほとんどの場合同時に減少する。10分くらい前後することもあり、変則的。)

 ※以降もオリジナルたまごっちはおなかとごきげんの減少が同時に起こることが多い。その点はお世話がしやすいかもしれない。

 

○ わがままサインとしつけ

 わがままサインの出方にも特徴がある。

 当時物:

 おなかやごきげんいずれかのメーターが1個減少するタイミングで出現する。しつけメーターが満タンになった後は出現しなくなる可能性が高い。

 オリたま:

 おなか/ごきげんメーターの減少とは関係なく出現する。育成開始時刻に関わらず1時間に一度、○○時20分が出現タイミングに固定されている可能性が高い。つまりこの時間に気を付けておくと見逃さないようだ。(出現タイミングがおとずれても出現する時としない時がある。)

 また当時ものよりもわがままサインの出現頻度が高いように思う。特にしつけメーターが満タンにになった後もわがままサインは出現し続ける。これらが変身分岐に影響している可能性も高い。

 

○ 育成難易度

 当時物と比較して難易度が上がっているように感じられる。

 特に幼少期に病死しやすくなっているように思う。おなかやごきげんの減りに気を付けこまめに補給していても、なるべくおかしを控えたり体重に気を付けたりしていても、病気状態を放置していなくても、要はまめなお世話をしていても急死することがある。つまり病気にかかりやすくなっているということだ。当時物のたまごっちはまめにお世話をしていれば危篤までいくことはまれだ。

 病気になる条件はよく分からない。同じ育て方(しかもまめにお世話をしていた)をしていた複数のオリジナルたまごっちと復刻版たまごっちが同時に危篤になったこともあるので何か傾向があるのかもしれないが…。