今日4月8日は花まつり
お釈迦さまのお誕生日です
正式には灌仏会(かんぶつえ)なんですが
明治時代に花まつりという名称が
用いられるようになりました
今日は仕事がお休みだったので
花御堂の中のお釈迦さまに
甘茶をかけに行くのを
楽しみにしてたんです
でも、天気予報では雨…
ところが今朝目覚めてみると
曇ってはいるものの
雨降ってないや〜ん
夫と一緒に
お誕生日参拝してきました
お釈迦さまが生まれたのは
今から約2500年前
様々なお花が咲き乱れる
ルンビニの花園というところで
王子としてお生まれになりました
ところが成長するにつれ 人生の無情や
苦悩などについて考えるようになり
29歳の時に地位も財産も全て捨てて
出家なさいました
そしてその後
悟りを開いてブッタとなられ
教えを広めたとされています
お釈迦さまが生まれたルンビニの花園を
イメージ再現したのが この花御堂です
花まつりにはお寺の境内に
花御堂が設けられます
そしてたらい型の灌仏桶を甘茶で満たし
その中央に誕生された姿のお釈迦さまを
安置するんです
お釈迦さまは生まれてすぐに
東西南北に7歩ずつ歩き
右手は天を、左手は地を指して
天上天下唯我独尊
(てんじょうてんげゆいがどくそん)
と唱えられたと伝わっています
この誕生仏のポーズはその時のお姿
私たち参拝者は、この小さな誕生仏に
竹の杓子で灌仏桶からすくった甘茶を
かけてお釈迦さまのお誕生日を祝います
どうしてそんなことをするの
というと…
お釈迦さまがお生まれになった時
天から九頭の龍が現れ
お釈迦さまの頭から甘露の雨を注いだ
という言い伝えがあるからです
それによって、お釈迦さまは清められ
悟りの道へ導かれたと信じられてます
この甘露の雨に見立てた甘茶は
ヤマアジサイの変種「アマチャ」
の若葉を煎じたお茶です
アマチャは抗アレルギー作用などがある
生薬としても知られていて
昔から無病息災をもたらしてくれると
信じられてきました
寺院では、この日
参拝者に無料でアマチャを振る舞う
ところも多いようです
私がお釈迦さまのお誕生日祝いに
参拝した寺院さんにも
このようなコーナーが設けられていました
ヤカンに入ったアマチャを
ありがたくいただきました
一緒に参拝した夫はアマチャを飲むのが
初めてだったようで
なんで こんなに甘いん
とびっくりしてました
今年は桜の開花が遅くて
境内は ほぼ満開状態でした
思ってもいなかった
良いお花見ができて大満足でした