メンタル・ライフコーチ

けいこです。

 

 

以前、知人と「嘘」や「隠し事」の話をしていた時に、

 

「聖人君子じゃあるまいし、

この世の中、何も問題が無い

そんな人居ないでしょ」

 

と言われた事があります。

 

 

私はいろんな場面でかなりの確率で

白黒付けたいタイプで、

10か0か・・・

みたいに物事をハッキリとさせたいタイプでした。

 

 

モヤモヤしているのが苦手

それを抱え続けて、鬱々としている状態が

好きではありませんでした。

 

 

なので、何か問題が起きたときは解決に尽力し、

トラブルになりそうなときは、

出来るだけ避けられる様に奮闘し、

ハッキリさせられる物なら

答えが欲しいと思ってました。

 

 

ただ、知人から私の発言に対して、

「聖人君子になんてなれない」

と言われてから、

私って肩肘張って、

正義面していた時があったのかなぁ・・・と思ったり。

 

 

自分は正しい事をしている

間違ってない

 

 

と思いつつ、

大なり小なり、

イケナイ事をした事があったり、

もしかしたら何処かで人を傷付けている時が

あったかもしないし、

迷惑をかけている時もあったかもしれない

 

 

人に迷惑をかけず

立派な人になりたいと思っていたけど、

それって、なかなか難しくて

その立派な人って

そもそもなんだろう・・・と

 

 

また別の人には

 

「白黒付けず、グレーがあってもいいと思う。

人間生まれて来たときから一人では生きて行けず、

誰かに甘える事も時に必要だよ」

 

と言われ、

肩の力が抜けて、

フッと心が軽くなったのを

今でも覚えています。

 

自分が望んでいる気持ちに

正直になってもいいのかなぁ・・・と思えた時でした。


 

1/22の「ヨガってそうだったの・・・」からのシリーズで

 

今日は【八支則】(はっしそく)の中の

①ヤマ(禁戒-日常生活でしない方がよいこと

 

≪サッティアン/正直・誠実≫

について私なりの解釈をお伝えしたいと思います。

 

 嘘は付かない

 真実を見つめて正直である

 

 言葉と行動を一致させ、誠実なものとする。

 すると、信頼を得る。

 

とされています。

 

 

私も嘘はつきたくないと

自分に対しても、相手対しても。


嘘を付くと、

どこか心に引っ掛かりを持ち続けることになり

それが負の物として

心に、身体に溜まり

自分を傷付ける事になると思います。



真実を話し、自分の言葉に嘘や間違いが無く

気持ちにも行動にも嘘がなく

素直でいたいと。


それが、

自分を大切にすることに

繋がると思います。


 

ですが、まだまだ

素直になれない時も正直有りますが、

「こうでなくてはイケナイ」と決めすぎることなく、

柔軟に、自分の気持ちも大切にしたいと。

 

 

また、

「嘘も方便」と言う言葉があります。

    「方便」はもともと仏教から生まれた言葉で、

        「仏でも衆生を教え導くためには嘘をつくことがある」

        との言い伝えを由来としているそうです。

 

 

これは誰しも一度は行った事があると思います。

 

 

その真意は、相手の事を思っての

「優しい嘘」なのではないかと。

 

 

相手を騙したり、

自分の気持ちを押し殺して

片方、またはお互いを傷付けあう嘘は

≪サッティアン≫の考えから

良くはないと思います。

 


ですが、相手への「優しい嘘」なら

時として使ってもいいのではないかと、

それが、自分の保身やエゴからではなくて

相手を思っている愛ある物であればと

私は思います。

 

 

八支則を全部完璧に守るのは、

正直今この世では難しいのでは無いかと、

それこそ、聖人君子でなければ・・・

 

 


私達が生きている、現世において

出来る限り八支則を意識して守りつつ、

上手くバランスを取りながらも

高みを目指し

徳を積みながら

日々感謝しながら過ごして行く

 

 

そして、

全てに完璧を求め過ぎず、

柔軟に物事を捉えながら、

学べる所は自分の物にして行きたいと思っています。

 

 

 

本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

皆さんと共に、素敵な充実した日々が過ごせますように

 

メンタル・ライフコーチ

けいこ