メンタル・ライフコーチ
けいこです
今日は私が今、その奥深さにハマっている
「ヨガ」の世界をご紹介したいと思います。
ヨガと聞いて多くの方が想像するのは、
身体が柔らかい人がポーズを取る姿で、
ダイエットやエクササイズのイメージがあると思います。
私も当初、そう言う物だと思い、
ハリウッドセレブやモデルさん達の様な、
しなやかなスタイルに憧れて習い始めました。
実はポーズはヨガの中でも一部に過ぎず、
本来のヨガは実はもっともっと幅広く、
奥深い世界だと言う事を、今回改めて学び知りました。
ヨガの起源は約4500年前のインドにあると言われ、
カタ・ウパニシャッドの経典の中で、
私達人間をゴールに向かう馬車に例えています。
ヨガとはサンスクリット語（古代インド語）で「くびきをつける」
（Yuj ユジ・ユジュ）が語源で、
くびきとは馬車に馬を取り付けるための横木の事。
つまり、「結び付ける」ことがヨガの言葉の意味になります。
身体と心は私達に与えられた道具なので、その道具を
きちんと手入れし身体と心のバランスを保つ事が大切。
私達の心は暴れ馬の様に時に乱れたり、揺らいだりします。
心は掴みどころのないもので、自分を自分でコントロールするのは
とても難しいですが、揺れ動く心の手綱を自分で握り、
コントロール出来るようになろうという考えからうまれたのが
ヨガと言われています。
【ヨガ チッタ ヴリッティ ニローダハ】
ヨガとは心の働きを定める事です
更にヨガを深める指針として
【八支則】があります
これは、心と身体を健やかにし、最終的に至福へと到達する事を
目的とした物で、その過程で行う物が以下になります。
①ヤマ（禁戒）道徳規範
（日常生活でしない方がよいこと。自分と外との調和を保つため）
・アヒムサー 非暴力（暴力的な物事を避ける）
・サティヤ 正直・誠実（嘘や誠実でない言葉を話さない）
・アステーヤ 不窃盗（あらゆる物事を盗まない）
・ブラフマチャリ 禁欲（異性に対して不誠実な態度を取らない）
・アパリグラハ 非所有（あらゆる物事に執着しない）
②ニヤマ（勧戒）生活規範
（日常生活でした方がよいこと。自己浄化）
・サウチャ 浄化（清潔であること）
・サントーシャ 知足（満足すること）
・タパス 精進・苦行（規律ある生活をすること）
・スワディヤーヤ 読誦（学び続ける事で精神性を高める）
・イーシュワラ・プラニダーナ 自在神祈念（行動の結果にとらわれない）
③アーサナ／ポーズ（安定して快適な姿勢）
これがいわゆるヨガのイメージするポーズです。
④プラーナーヤーマ／呼吸法（理想的な呼吸）
⑤プラッティヤーハーラ／感覚の制御（五感のコントロール）
⑥ダーラナー／集中（努力して集中する）
⑦ディヤーナン／瞑想（自然と集中深まる）
⑧サマーディ／三昧（集中している対象との調和が生まれ、一体感を感じる）
ヨガ哲学を学んで
ちょっと宗教っぽいのかな？？
と正直感じた部分もあったのですが、
特定の教祖や創始者がいなかったりと、
一般的な宗教とは意味合いが違うそうです。
今回ご紹介した八支則も、言葉だけ聞くと
イメージが付きにくい物もありますが、
生きていく上で
特に①ヤマと②ニヤマは
悩みや心がざわついた時に置き換えてみると、
身近な所で使える場面が多く、
私はこれらの学びで、また違った視点から
物事を見る事が出来て、視野が広がり
少し楽になったりもしました。
（まだまだ完全ではなく勉強中ですが・・・）
ヨガはポーズだけでは無くて、
日々の生活...人生に
活かせる物だと思います。
この他にもヨガ哲学は沢山あるので、
またの機会に・・・
次回は「こんな場面で・・・」
と言うわかりやすく身近な具体例に当てはめながら、
ご紹介したいと思います。
（ちょっと今回は教科書っぽくて
固い感じになってしまったので・・・
）
紀元後400～500年頃に
この八支則が載った、根本経典が出来たとされ、
その頃から、人の本質って変わってないのだなぁ・・・と
しみじみ感じました。
本日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。
心と身体のバランスが取れるヨガ
ポーズで身体を、哲学で心を整えられて、
おすすめです
メンタル・ライフコーチ
けいこ