ジョージソロス 欧州は今後25年不況が続くだろう | 過去のブログ

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ジョージソロス 欧州は今後25年不況が続くだろう


投資家のジョージ・ソロスは新しい著作「EUの悲劇」をロンドンで発表した。
ソロス自身のインタビューや執筆をまとめたもので、EUの将来を悲観的に予測している。

「ユーロはEU内部で債権国と債務国の格差が拡大しているのが最大の問題」と述べている。
全ての国が平等に利益を得るはずだったのに、ドイツだけが豊かになり、
フランスは損をし、ギリシャやイタリアは破綻している。
不均衡が一層拡大するならば、EUは停滞をこれからも続け、危機に耐え切れなくなるかも知れない。

ドイツのメルケル首相は「利己主義的な」財政政策でユーロ圏の支援を惜しんでいるが、
ユーロから離脱するか他国の危機対策を強化するか選択するべきだと述べた。

また、EU内部の不均衡を解決するにはドイツがEUから離脱した方が良い。
ユーロの下落や重債務国の国債利回りの調整を促し、「問題は瞬時に解決される」
などとインタビューで語った。


ソロス氏:欧州経済、日本式低迷の四半世紀に直面も
Bloomberg
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N2BVS46JTSEV01.html

 3月12日(ブルームバーグ):資産家ジョージ・ソロス氏は12日、
欧州が25年にわたり日本のような景気低迷に見舞われるリスクを指摘した。
これを免れるためには通貨統合の強化を政治で後押しするほか、
銀行の貸し渋りにつながっている政策の変更が必要だと強調した。
・・・・・・

欧州は「25年もの景気低迷を生き延びられないかもしれない」と述べたソロス氏は、
「統合を一段と進めなければならない。欧州は銀行業界の立て直しで
世界に後れをとっているのだから、この問題を解決しなければならない」と言明。
危機の最悪期にギリシャやスペインといった債務国に緊縮財政を事実上強制した
欧州の政策にもともと批判的だった同氏は、「長期」低迷を回避するにはもっと
「思い切った」政策が必要だと続けた。

欧州の銀行株については、「かなり低くなっている」ため、投資するのに「魅力的な時期」
だとしたものの、欧州中央銀行(ECB)のストレステストに合格しようと
資本増強やバランスシート縮小を図る銀行にとって「非常に困難な年」
になるとの見通しも示した。
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