・イエスは、父がすべてのものを自分の手にお与えに なったこと、また、自分は神から出てきて、神にかえろうとしていることを思い、
・夕食の席から立ち上がって、上着を脱ぎ、手ぬぐい をとって腰に巻き、
・それから水をたらいに入れて、弟子たちの足を洗い 腰に巻いた手ぬぐいでふき始められた。
~ヨハネによる福音書第13章3ー5節
イエス時代の人々は食事の時は、横になって食べていました。
私が大学院生(神学校)の時
ある授業でルター派の教授が、
授業中にその場を再現してくれました。
四角形のうちの、3辺に学生を横に寝かせて、(お釈迦様の涅槃図風に)
左手で頭を支え、右の手で食事を取る仕草をさせて
これがユダヤの食事だと 教えてくれました。
四角形の中に食事を置き
誰も寝ていない
開いている場所から給仕が食事を運んだと言うのです。
寝る向きによっては、自分の足を、
他人の頭の付近に向けることもあるので
食事前には足を洗うことは
大切なマナーでもありました。
その足を洗うのは
本来は給仕の役目であった思われます。
最後の晩餐の時
本来なら僕の立場の者がゲストに対してすべき
「洗足」を
キリストは弟子に対して行ったのです。
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