今日もまた
Amazonさんの動画から始まります。
個人向けお勧めとして「アッシャー家の崩壊」
と
最新作として「八犬伝」((2024年制作)
の2つの映画が
同じころに表示されました。
アッシャー家の方は
「怪奇 アッシャー家の惨劇」という動画もありますが
2作ともエドガー・A・ポーの小説の内容をそのまま映画化していません。
「八犬伝」の方は
「南総里見八犬伝」の執筆を通して
その作者の曲亭馬琴の半生が描かれていました。
原作を読んだことのない私ですが
八犬伝といえば
かつて
NHKで放送されてた連続人形劇『新八犬伝』が印象深いですね。
坂本九さんのナレーションがこの劇を一層面白くしていました。
ところで、このポーの小説と馬琴の作品は
同じころに書かれています。
ポーさんの代表作の書かれた年代は
「アッシャー家の崩壊」(1839年)
「モルグ街の殺人」(1841年)
「黄金虫」(1843年)
「黒猫」(1843年)
「大鴉」(1845年)
となっています。
一方、里見さんの方は
サグラダ・ファミリア級の超長編で
刊行開始が1814年で
完結が28年後の
1842年です。
「新八犬伝」の人形劇で登場する人物?で
強烈に印象に残っているのは
8人の犬士たちよりも
「我こそは玉梓(たまずさ)が怨霊」
と
自己紹介しながら現れる
玉梓の怨霊
そのセリフが
~おンりょう~
とおどおどしい雰囲気の中で発せらていました。
怨霊とはまさに、霊的にであれ
実体を伴って現れ
恨みを果たすべき対象に
超常的な力を行使できる存在なのです。