【クリスマスボウル2023】立命館宇治高校vs佼成学園高校 ちょこっと(ま) | アメフト観戦女子(関西)のブログ

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🏈全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会決勝戦 クリスマスボウル🎄 立命館宇治高校vs佼成学園高校 ちょこっと

 

今年中にこれだけはアップしておこうと思ってざっくり書いてます。

全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会決勝戦 クリスマスボウル🎄 立命館宇治高校vs佼成学園高校の試合。

対戦は4回目、横浜スタジアムでの対戦は3回目の両者の試合は、横浜スタジアムで滅法強い立命館宇治高校が佼成学園を下し、3度目のクリスマスボウル優勝を勝ち取りました!

 

試合結果【立命館宇治高校 19-11 佼成学園高校】

 

コイントスに勝利した佼成学園高校は前半最初のドライブから、エンジン全開! エースRB6宮本のビッグゲインなどで敵陣ゴール前まで迫り、4thダウン。佼成学園がK1北本の26ヤードフィールドゴール成功で先制します!

一方の立命館宇治高校のファーストドライブは1度FD更新があったもののパントへ。佼成学園の次のドライブもパントに終わり、ロースコアゲームになるのかと思われました。

ここで、佼成学園のパントしたボールを立宇治リターナー13番山本依武希がリターン6! パントリターンタッチダウンで立命館宇治高校が、攻守蹴の蹴(スペシャルチーム)の強さを見せつけます!

さらに立命館宇治高校は第2Q、自陣16ヤードからの攻撃でQB3井口→WR1林俊成へのパス成功でFDを更新するとエースRB0漆原のナイスゲインなどで敵陣へ。じりじり時間を使いながら敵陣25ヤードまで進め、最後はK25内野の42ヤードフィールドゴール成功!
前半は立命館宇治 10-3 佼成学園で折り返します。

 

後半最初の得点チャンスを手に入れたのは佼成学園! 立宇治のパスを佼成学園5番関がインターセプト! FGは固いと思われたこの場面でしたが、佼成学園のスペシャル失敗。意表を突いたプレーも得点なりません。立宇治は自陣9ヤードからの攻撃で、エースRB0漆原が左から右へと走路を変えての独走タッチダウン! キックは不成功も立命館宇治高校は16点とリードを13点まで広げます。

その後、QB7小西のナイスゲインなどで敵陣まで攻め込んだ立宇治がK25内野のフィールドゴールでリードを広げた後の第4Q。

ここから佼成学園意地の逆襲が始まります! 立宇治の反則やRB6宮本のナイスゲインで敵陣まで攻め込んだ佼成学園は、QB16石川→WR22堀川へのタッチダウンパス成功! さらにはWR25小林への2ポイントコンバージョンも決め、19-11! 点差をワンポゼッション差に縮めます!

さらに立宇治のフィールドゴール失敗で攻撃権を手に入れた佼成学園はラストドライブへ! この日交代で登場したQB17仲田からWR小林へのパス成功、RB6宮本へのパス成功などで一気に敵陣まで攻め込む佼成学園! しかしこの試合何度も佼成学園を苦しめた立宇治ディフェンス陣がここでも活躍。ロングパスを立宇治DB13山本依がインターセプトで万事休す。

 

立命館宇治高校が横浜スタジアムで3連勝となるクリスマスボウル3度目の優勝となりました!

佼成学園はまたもや、「立宇治@横浜スタジアム」の前に敗れました。
 

立宇治リターナー13番山本依武希(2年)のパントリターンタッチダウン!

横浜スタジアムでこのパントリターンタッチダウンを見たときに「ウォー!」と大興奮。元々リターンには定評のある13番山本選手でしたが、大舞台でその走力が爆発しましたね! すかさず逆転に成功したことで、一気に立宇治にモメンタムを持ってきた気がします。立命館宇治高校は攻守とさらにはスペシャルチームもレベル高いんだぞ! と見せつけたプレーとなりました!
 
立命館宇治RB0漆原大晟(3年)の91ヤード独走タッチダウン!
第3Q、佼成学園の得点チャンスをつぶした後の立宇治は、エースRB0漆原選手が91ヤードを走り切る独走タッチダウン! めっちゃ速い漆原選手はもちろん、この写真おかしくないですか? 実は横で走っているのはQB7番小西選手! このプレーで漆原選手にハンドオフをしたQB7小西選手が全速力で追いつき、ブロックに貢献! 帰ってきて写真見返して、さらに配信動画でその速さを見て唖然としました(笑)。
立命館宇治高校の強さは得点をあげた選手らの個人技はもちろん、各選手が自分たちの仕事をさぼらずコツコツやっている成果なんだなと感じさせられました。いやはやでも漆原選手の独走凄かったですね! 
 
🏈立宇治のタイムコントロール!
 
このクリスマスボウルでも立宇治のタイムコントロールのうまさが光りました! それが顕著に表れたのが第2Q残り5:54からのドライブ。ここで立宇治は時間を使いながら前半最後の1秒でフィールドゴールを成功させ追加点を獲得しました。10分クォーターの中でほぼ6分を一つのドライブで使い切って点を取るんですから、立宇治の試合巧者ぶりが遺憾なく発揮されていたかなと思います。
今年に関して言えば、時間を使わないプレーも準備していたと思うのでそれも見たかったかなー。京都府大会や全国大会箕面自由戦などで見せた立宇治のノーハドルドライブ。今年のファーストダウンをとっても時計が動き続けるというルール改正に即した準備かと思いますが、クリスマスボウルでも登場するんじゃないか? と楽しみにしていたんです。結局、展開的にそういう場面はやってきませんでしたね。
山本(依)選手のパントリターンタッチダウンで逆転してからは終始リードをし続け、しっかり時間を使って相手に逆転を許さなかったという点においても今年の立宇治の安定感は素晴らしかったなと思いました! 
 
佼成学園エースRB6宮本樹音(3年)のビッグゲイン!
今年はランプレー中心にオフェンスを組み立てていると聞いている佼成学園。ファーストドライブでその片鱗を見せ、「さすが佼成学園」と思わされました。特にRB6宮本選手のランは脅威! なんでしょう、ぬるぬるっと抜けてなかなか捕まらない。もちろん抜けてから速い! 
ビッグで強力なオフェンスラインのブロックも見ごたえありました!
 
佼成学園WR22堀川丈太郎(3年)のタッチダウンレシーブ!
ボケボケですが、本当にこのプレーは素晴らしかった!! 2ポゼッション差に広げられた佼成学園はこのドライブパス中心で進め、きっちりとタッチダウンを取ってさらには小林選手へのパス成功で2ポイントコンバージョンも成功! 最後まで諦めない佼成学園の意地が見えましたね。この時点ではまだまだ同点までにチャンスは残っており、このパスプレー中心のドライブの再来が待たれましたが、ラストドライブはインターセプトに終わってしまいました。
 
🏈積極的にスペシャルを狙う佼成学園!
 

今年はチャレンジャーとしての挑戦を続けていると聞いていた佼成学園。そんな佼成学園の積極的な姿勢や意気込みが見られたのが、第3Q、FGフェイクのスペシャルでしょうか。あそこはねー、蹴っておけばと思うんですがそれも結果論ですよね。前述のとおり立宇治は時間の使い方が抜群にうまくまた、かなりディフェンスでプレッシャーをかけていますから、取れるときに取っておきたいという気持ちも分かります。

そんな中追い込まれてからの佼成学園、第4Qのがむしゃらに得点を目指すドライブは迫力十分でした! 止められてもパスでドンドン放り込んで来て、最後はWR22堀川選手へのタッチダウンパス成功! さらには交代がバタバタした後でもしっかりと2ポイントを決める勝負強さ。佼成学園がここまで8年連続クリスマスボウルに出場している理由が分かるドライブでした。佼成学園にとって鬼門のクリスマスボウル@横浜スタジアム。佼成学園はきっとこの悔しさをバネにさらに強くなっていくのでしょうね。

 

立宇治vs佼成学園は名勝負が多いのですが、今年も大興奮の試合でした! 素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた選手の皆さんに感謝の一言です。あとこの試合って本当にディフェンス合戦で。ファーストダウン、セカンドダウンの一つ一つのライン勝負がとても楽しいゲームでした。立宇治はDL96東正選手、あと最優秀ラインメンに選ばれたDE81山口選手など。佼成学園はDL97高野選手めちゃくちゃ凄かったですね! DL90下関選手、DL91犬飼選手などのプレーも目を見張りました。書けなかった部分は写真館でまたご紹介できるといいな。

 

以上、クリスマスボウルちょこっとレポでした。

 

🏈今年もアメフトめっちゃ観ました。

 

振り返れば今年もたくさんの試合を観戦しました。

11月まで自分で数えて確か40数試合くらいだったので、今年1年で生で観戦したのは40~50試合くらいかな。NFLを含めるとどのくらいかもう分からない(笑)。

 

いろいろあった一年でしたが、私にとってはたくさんの素晴らしいプレーを堪能した一年でした。38年ぶり阪大Div.1昇格もありましたしね! まだ書けてないレポはまた来年に。

皆さんにとって、来年もまた楽しい🏈観戦イヤーになりますように。

良いお年をお迎えください。

 

(終わり)