◆クリスマスボウル2021 佼成学園高校vs立命館宇治高校 写真館前半
※立宇治WR17仙石大(3年)選手がパスレシーブ! そのままエンドゾーンへ持ち込みタッチダウン!
※喜ぶ立命館宇治の選手たち。
※前半を7点差で折り返します。
◆クリスマスボウル2021 佼成学園高校vs立命館宇治高校 写真館後半
後半戦!
※佼成学園のファーストドライブ。
※佼成学園RB0岩井選手のランプレー! 素晴らしいボディバランスを見よ!
前半から素晴らしいランを見せるRB0岩井選手他佼成学園の選手達。驚いたのはそのボディバランス!
※(2枚目)タックルを受けてもくるっと体を反転し、スピンムーブ!
※(3枚目)くるり!
※(4枚目)さらにゲイン!
佼成学園のランプレー。オフェンスラインの素晴らしさはもちろんワンタックルでは倒れないボールキャリアーの技術の高さに目を見張りました。タックルの外し方、いなし方、しつこいセカンドエフォートなどなど。ワクワクするようなランオフェンスでした! 岩井選手のスピンムーブはまさにそのお手本のような感じです!
※しかし立宇治ディフェンスも後半に入り対応してきました。LB9中原脩人(2年)のナイスタックル!
しかし、前半に比べて後半は立宇治ディフェンスが止める場面も多くなりました。こういうところが立宇治が「試合中にも成長している」といわれる理由なのかな、と。
※どや!
中原選手ナイス!
※佼成学園ギャンブル!
佼成学園後半最初のドライブはギャンブル失敗で攻守交替になりました。
※立命館宇治高校、ここからのドライブが凄かった。第3Q残り6:11、自陣31ヤードから。QB2川久保選手のスクランブル!
※立命館宇治高校RB28山本仁成(1年)選手のランプレー!
※左バンチフォーメーション。
最近高校もオフェンスのプレイコールが複雑でついていくのがやっとです💦 立宇治オフェンスももちろんで、しっかりクリスマスボウルのために準備しているなーと思わされました。
※佼成学園ディフェンス。
佼成学園ディフェンスもさすが関東大会無失点の強力ディフェンスです!
※立命館宇治WR9中原選手のパスレシーブ!
※もういっちょ
※WR5大槻選手とタッチ!
※立宇治QB2川久保選手のランプレー!
※立命館宇治高校追い込まれた4thダウン、パントフォーメーションからダイレクトスナップを受けたDB13松本優大(3年)選手がギャンブル成功!
ここからの立宇治のガッツィなコールが素晴らしい! 13番松本選手のナイスゲイン!
※13番松本選手ガッツポーズ!
※第4Qに入りました。
※立命館宇治高校、ギャンブル成功でファーストダウン!
とにかくこのドライブをタッチダウンに繋げるんだという強い意志を感じたドライブ。立宇治ギャンブル2つ目成功!
※さらにゴール前で4tダウンに追い込まれた立宇治。4th&Goal エンドゾーンまで2ヤード。最後はQB2川久保選手がパススロー!
ブログを書いてると過去のことを思い出しますね。まだ川久保選手が1年生の時、バックアップQBだったかと思うんですが、パスが下手だなぁと思っててすみませんでした💦 まさかアメフト経験なしで立宇治のエースQBとして活躍し、3年間でクリスマスボウル優勝QBにまで登りつめるとは! 勇猛果敢なランプレー、また落ち着きのあるクォーターバッキングを見て「3年間で選手ってここまで成長できるんだな」と思わされました。ここ数年で一番驚かされた選手です! もちろんここもナイスパススロー!
※立宇治WR17 仙石選手へどんぴしゃ! タッチダウン!
タッチダウン! キャー! クリスマスボウルの録画見るの3回目ですけど、この場面ではやっぱり両手を上げてしまう! 大興奮!!!
※もういっちょ!
※喜ぶ立宇治の選手たち!
キックは外れましたがここで佼成学園に交代違反の反則がありやり直し。リキックは見事成功で同点に!
※立命館宇治高校のドライブは8分26秒を消費しました!
※佼成学園オフェンスvs立宇治ディフェンス!
※佼成学園WR25岩崎選手へのパス成功!
佼成学園の攻撃はギャンブル隊形からのパントへ。同点のまま攻撃権は立宇治へ。
※佼成学園も必死のディフェンス! LB44吉川選手がナイスタックル!
WR5大槻選手へのパス成功などでファーストダウンを更新した立宇治でしたが、パントへ。
※立命館宇治P9中原のパント!
ここのフォーメーションも面白かったですね。いやー、どうなることかと思いましたが、立宇治の揺さぶりが!
※ここで佼成学園リターナーがボールを確保できず。立宇治5番大槻選手のファンブルフォース! リカバーはキャプテン! 35番梅田諒真(3年)選手!
現地ではよく見えなくて、どうなってるのどうなってるのどうなってるのーーーーー?????? と見守っていましたが。
※ターンオーバー!
立宇治の選手らが喜んでいるのを見てターンオーバーが分かりました。いやー、ここは本当に言葉が出ないというか。こういうことが起きるんだなぁと。もちろん佼成学園のリターナーを責めることはできません。立宇治の選手らの気迫が素晴らしかった!
※立宇治はファーストダウン更新は目指さずすぐさまランプレーで時間を消費!
ベンチの決断もしっかりしてましたね。時間を消費してフィールドゴールを蹴る。選手らを信頼しているんだなぁと感じさせるプレイコール!
※フィールドゴール前、集中を高める立宇治の選手たち。
※立宇治K11宮﨑選手のフィールドゴールは?
※綺麗な弾道でポールの真ん中へ!
※フィールドゴール成功!!!!!!
※喜ぶ立命館宇治高校の選手たち!
立命館宇治高校が佼成学園を倒すとするならば、この勝ち方しかないんじゃないか。最後の最後にきっちりとフィールドゴールを決める、それができる選手、チームであった。勝利を手繰り寄せた立命館宇治高校と、最後までしのぎを削った佼成学園の選手たちに大きな拍手が送られました。本当に、心から。ナイスゲームでした!
※試合終了後の整列!
※表彰式
クリスマスボウル優勝は立命館宇治高校!
※準優勝は佼成学園高校!
佼成学園は22番の高津佐選手が生きる展開にしたかったですね。しかし皆素晴らしいパフォーマンスでした。
※個人表彰。ベストラインメン。立命館宇治高校DL/OL67小山田康太朗(3年)選手!
この試合はもちろん、関西大会でも素晴らしい活躍を見せた67番小山田選手が受賞です!
※ベストバック賞はもちろんこの人! QB2川久保和翔(3年)選手です!
投げて良し走って良し! 何より落ち着いたクォーターバッキングが印象的でした。チームを勝利に導いたクォーターバックの川久保選手が納得の受賞です!!
※敢闘賞は鮮烈なキックオフリターンタッチダウンを見せた44番吉川大紀(2年)選手!
素晴らしいスピードでタッチダウンを獲得した44番吉川選手が敢闘賞に選ばれました。まだ2年生なんですね。来年も佼成は強そうだなと思わされた試合でした。
皆さまおめでとうございます!
試合終了
終わってからもしばらく興奮が収まらず帰りの新幹線で思わず(周囲に迷惑にならないように静かに)夫と祝杯を上げながら、写真を見返したりして(笑)。
両校のプレーが素晴らしかったのはもちろんですが、この試合を通じて高校アメフトのレベルの高さ、面白さを知らしめたんじゃないかなと。ここまでレベル上がってますよ! と大声でみんなに言いたい。みんなに見てもらいたい試合です。
◆おまけ 細かすぎて伝わらないお気に入り場面~立宇治クリスマスボウル編
ここからは立宇治のクリスマスボウル、ここが良かったなーとお酒のつまみにするような話をぐだぐだと。
この選手が良かったとかでは全くないのであしからず!
細かすぎて伝わらないお気に入り場面 その1:立宇治のクロックカウント!
プレーというかなんというか。戦術ですかね。オフェンスのプレーが始まる前に、あと10秒、9、8、7、6とカウントしていたのが良かったなーと。
時間をぎりぎりまで消費しようという意図が感じられたこれ。
いやー、私の時間の考え方とマッチしていたので嬉しかったんですよねー。
高校アメフトって1クォーター10分しかないんですよ。大学は12分なので、4Q分考えると8分も違う。つまり10分×4=40分という短い時間をどのようにコントロールするかがめっちゃ重要になってきます。
ぶっちゃけ大学なんかよりタイムコントロールはよっぽどシビアです。
実際私はこれまで高校アメフトを観戦してきて、過去に
第3Q丸々、自分たちのオフェンスで終わらせたチームも見てきましたし、逆に、相手に時間を使われたことで自分たちの反撃の時間を失っていたというチームも見てきました。特に強力な相手と戦う時、どう時間をコントロールするかは絶対に考慮すべきです。
クリスマスボウルに戻って。佼成学園の強力なオフェンス力を考えた時、ギリギリまで相手の時間を削った方が勝利に近づくと考えた立宇治は、サイドラインの選手やスタッフらが協力して時間をコントロールしにかかります。
それが顕著に表れたのが第3Q~第4Q、ギャンブルを3度成功させタッチダウンにまでつなげた立命館宇治高校のドライブですね。実際図ってみると8分26秒のドライブ! ロングドライブです。
時間は使えばいいというものでもなく、追いかける展開ならばちゃんと短時間で得点が入れられるドライブを準備しなければいけないわけで。でもこのチームなら、ハリーアップオフェンスも準備していたんだろうな。
時間の消費の仕方も試合展開の重要な要素だったかなーって思いますね。これ良かったなー。
細かすぎて伝わらないお気に入り場面 その2:QB2川久保選手のQBスニーク!
第3Q残り5分30秒あたりからの3rdダウン1のシチュエーション。
ここからのプレーが好きです。
この時の私の気持ち「3rdダウン1。どのプレーかな。スニークもあるな、でもショットガンかぁ」
2:川久保選手、するするっと上がって
「あれ? するするっと上がって」
3:QBスニークでファーストダウン!
「スニークだったーーー!!!」
※ファーストダウン!
いや、ただのスニークなんですけど。なんですけど!
スニークの前に1回ショットガンに構えるそのワンモーションがなんというか、工夫しているなー。セットバックからそのままスニークするよりも、ほんの数パーセント成功率が上がるよな。そういう細かい工夫がディフェンスを混乱させるよなー。憎いよなーって。
高校生なのに、めっちゃ普通にやってるやん! って。
現地で単眼鏡覗きながら感動してました。
こういう細かなプレーの数々に見えてくるのが、関西大会の熾烈さですよね。関西大会で手ごわいライバルを相手にしているからこそ、プレーの細部にまで細かな工夫を凝らすしかない。
そうしないと勝利はつかめない。
関西でしのぎを削ったチーム、クリスマスボウルを目指しながら敗れたいろいろなチームも脳裏に浮かびました。
ライバルっていいよなぁ。
細かすぎて伝わらないお気に入り場面 その3:一瞬QBを変えるもQB2川久保選手へ戻してタッチダウン!
最後のタッチダウンドライブ。最初に7番小西選手を入れてタイムアウトを取って。やっぱりQB2川久保選手を入れた決断が素晴らしかった。きっと小西選手がメインの自信のあるプレーもあったでしょうし、何を言ったって結局のところ結果論でしかないんですけれど。それでも。
最後はエースQBにすべてを託したその決断、すごく共感しました。
色んな場面でここではもうこの選手に任せると。その胆力ある決断には、選手とコーチとの信頼感が感じられ良いですよね。もちろん成功するときもあれば、失敗することもある。それをすべてひっくるめてアメリカンフットボールだな、と思います。
もっとプレーについて解説できればいいんですけど、そこまで詳しくはなく。ただただ個人的なお気に入り場面です。
最後に少し残念なお知らせ。川久保選手、なんと大学ではアメフトを続けないとの決断をされているようで。
朝日新聞アメフト@asahi_Xleagueクリスマスボウルを制した立命館宇治高のエースQB、川久保和翔(3年)のストーリーです。高校からアメフトを始めて3年足らずで、日本一のチームのQBになりました。#奈良 #アメフト https://t.co/LXTrYF7ZRu
2022年01月11日 10:08
まるでシンデレラボーイのような活躍でファンを魅了したQBの川久保選手。この後どんな景色を見せてくれるのか。わくわくしていたのは私だけではなかったことでしょう。正直この報を聞いてめちゃくちゃショックを受けました。
でも人生の決断はその人のものですから。
もしまたやりたくなったら、気が変わったらアメフトに戻ってきてもらえればうれしいな。大学以外もありますしね。
選手の成長も見られる高校アメフト。その素晴らしさを教えてくれた選手たちに感謝の試合でした。
(終わり)