【観戦メモ】6月3日高校アメフト(&準決勝展望)神戸ボウル パナソニック×立命館ちょこっと(ま) | アメフト観戦女子(関西)のブログ

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さて、高校アメフト二回戦、6月3日に行われました関西学院高等部(兵庫県1位)×立命館宇治高校(京都府1位)の試合の模様と準決勝が出そろったうえでの展望をちょこっと。神戸ボウルの模様もちょこっとです。

 

 

第一試合 関西学院高等部(兵庫1位)×立命館宇治高校(京都1位) 昨秋の再戦となったこの対戦。QB14日名とRB21前島の二人の司令塔を擁した関西学院高等部が立命館宇治高校を撃破! リベンジを果たす

 

 

王子スタジアムにて行われましたこの試合、特筆すべきは両チームの並々ならぬ気合いの入りようでした! 特に昨秋、立宇治に敗戦を喫した関西学院高等部のサイドラインからは、その試合で立命館宇治高校が序盤からスペシャルを連発したこともあり、最初のキックオフから「オンサイドケア!」だのと切迫した声が飛ぶ異様な空気。見ているこちらも緊張感に包まれながらの試合でした。

 

試合は、冒頭から関西学院高等部が果敢な攻めを見せます。QB14日名壮太朗(3年)を軸とした最初のオフェンスでタッチダウンを奪うと、続くドライブでは関学中時代にQB経験のあるRB21前島仁(2年)をQB位置に据える隊形でゲインを重ねることに成功! K19福井柊羽(3年)の46YDを含むフィールドゴール成功などでリードを広げ優位に試合を進めます。

前半を13-0で折り返した後半戦。前半にはスナップドロップなど固さも見られた立命館宇治高校が本来の力を発揮し反撃に出ます。QB5庭山大空(2年)選手を中心としたオフェンスでゴール前まで前進すると最後はQB5庭山→WR13関口温暉(2年)へタッチダウンパス成功! TFPのキックは失敗も6点を獲得しワンポゼッション差に追いつきます。

お互い、相手の良さを消すディフェンスが奏功しなかなか得点が入らない中、追加点を入れたのはまたもや関学高等部。第4Q、関西学院高等部が時間を消費しながらゴール前まで迫ると最後はK19福井がさらにフィールドゴール成功!

関西学院高等部が、昨秋のリベンジを果たし関西大会準決勝にコマを進めました!

 

 

【試合終了 関西学院高等部 16-6 立命館宇治高校】

 

チーム名

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

関西学院高等部

10

3

0

3

16

立命館宇治高等学校 

0

0

6

0

6

 

 

写真は関西学院高等部K19福井柊羽(3年)の46YDフィールドゴール成功!

オフェンスではQB14日名選手、RB21前島選手、RB28池田唯人(2年)選手、WR9河原林佑太(3年)選手など。ディフェンスではDL17トゥロター・ショーン(2年)選手など多くの選手が活躍する中、キッカーの福井選手をピックアップ。冒頭にタッチダウンをあげた後は立宇治ディフェンスにエンドゾーン進入を阻止される中、46ヤードを含む3つのフィールドゴール成功させ9点を獲得。勝利に大きく貢献しました!

 

 

写真は立命館宇治高校QB5庭山大空(2年)選手!

前半思うように攻撃が進まない中、後半に入りQB5庭山大空(2年)選手のスクランブルなどから突破口を開いた立命館宇治高校。後半戦が始まる前のサイドライン、ハドルで檄を飛ばす選手たちの声の中に「楽しもうや!」という声がありほっこり。この雰囲気の良さを武器に後半にはタッチダウンを獲得し反撃に向かった立命館宇治高校でしたが、悔しい敗戦に。今度は立命館宇治高校がリベンジへ闘志を燃やすこととなりました。

 

※立命館宇治高校からは写真のQB5庭山大空選手、DB17多賀翼(3年)選手が高校生ながらU-19日本代表選手に選出されました! QB5庭山選手は2年生での選出です!

※さらに高校生から選ばれた選手としては、大産大附属の小林陸(3年)選手がWRとして選出されています。皆さん、頑張ってくださいね!

 

 

 

春の関西高等学校アメリカンフットボール選手権大会 準決勝の展望をちょこっと

 

 

さて、この結果準決勝の組み合わせは以下の通りとなりました。

 

 

6月9日@エキスポFF 第一試合

11:00~ 関西学院高等部(兵庫1位)×関西大学第一高等学校(大阪2位)

 

 

第一試合は図らずしも関関戦ですね。兵庫1位の関学高等部大阪2位の関大一高の戦いとなりました。

お互いのチームカラーを比べてみると、「総合力で戦う」という点でかなり似通っているんじゃないでしょうか。強いディフェンスを持っていることが一点と、キッキングにも力を入れていることが一点。この二点は両チームのストロングポイントです。

オフェンスに関して言うと、関大一高は前の試合の崇徳戦ではエースQB7篠原呂偉人(3年)選手がほぼ?出ていなかったと思うのですが、温存だったのかな。もしくは、QB3井川直紀(2年)選手の調子が良く積極的に起用されているのかもしれません。昨秋、クリスマスボウルでも活躍したQB7篠原選手が登場するかどうかが注目です。

一方の関西学院高等部は、立命館宇治高校戦でRB21前島仁(2年)選手をQB位置にセットさせてのドライブを敢行し、QB14日名壮太朗(3年)選手とタイプの違うQB二人を状況に応じて起用することにより緩急をつけた攻撃を可能にしています。

両チームのディフェンス陣がこのオフェンス陣を止められるかどうか。素晴らしいチーム同士の対決です。第一試合どうぞご注目ください!

 

 

6月9日@エキスポFF 第二試合

13:30~ 箕面自由学園(大阪1位)×高槻高校(3位)

 

 

第二試合は大阪対決となりました! 大阪1位の箕面自由学園大阪3位の高槻高校の試合です。

こちらはオフェンスで言うとかなり対照的な二チームではないでしょうか。強力なオフェンスラインを擁しRB7斎藤大嗣(3年)選手のランを軸にした地上戦に強い高槻高校に対し、箕面自由学園は(南山高校戦の印象を聞いた限り)QB11糸川幹人(3年)選手のロングパスが華麗に決まる派手なオフェンスと正に好対照です。

しかし関西大会に入っての高槻高校の爆発的なオフェンス力は脅威的です。県立星陵高校戦42-0、立命館守山高校戦55-10と圧倒的な力で勝ち進んでいる高槻高校には優勝まで登りつめそうな勢いを感じます。春引退のチームですからこの大会にかける意気込みは他のチームの比ではないでしょう。

一方の箕面自由学園ですが、こちらは逆に接戦の多いタイプです。注目は大阪大会から3点差、1点差、そして南山高校戦の7点差と接戦を制している点で、僅差の試合をものにする勝負強さが箕面自由学園にはあります。実際、大阪大会準決勝の舞台で戦っている両者ですが結果は「24-21」で箕面自由学園の勝利! 相性の良さも見逃せません。

 

「勢い」か「勝負強さ」か。こちらも素晴らしいチーム同士の対決です。第二試合もどうぞご注目ください!

 

明日の関西大会準決勝はrtvにて中継が予定されています!

第一試合→http://amefootlive.jp/khaf/3082

第二試合→http://amefootlive.jp/khaf/3084

 

 

明日6月9日エキスポFFにて戦われる準決勝が楽しみですね。

怪我無く、フェアプレーで。

素晴らしい戦いになることを期待しています。

 

 

 

6月3日神戸ボウル パナソニック×立命館大学

 

 

さて、最後は神戸ボウルについてちょこっとです。高校アメフトの流れでそのまま神戸ボウルも観戦してきました。

 

結果はQB5 Benjamin AndersonのタッチダウンランやDB27辻篤志のインターセプトなどで攻守ともに強さを見せたパナソニックインパルスが貫録の勝利!

立命館大学もパス獲得、267ヤードと健闘しましたがインターセプトやファンブルロストなどミスが響き、敗戦となりました。

 

 

TEAM

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

パナソニックインパルス

7

14

7

10

38

立命館大学パンサーズ

0

7

3

0

10

 

以下、写真です。

 

 

 

パナソニックQB5 Benjamin Andersonをストップする立命LB5古谷海人(4年 足立学園)!

 

 

立命館RB42 立川玄明(2年 大産大附属)のランを左手で止めるパナソニックLB45林直輝(関西大学)。

 

 

立命館WR82 渡辺和俊(2年 立命館宇治高校)のパスキャッチ!

おー、渡辺くん! 私(マーチ)が高校アメフトを観るようになってから5年目なのですが、立命館大学にも多くの元高校フットボーラーがいてこうやって活躍を見られるのは嬉しいですね。

 

 

立命館、QB19荒木優也(3年 立命館守山高校)からRB4和田祐基(4年 鎌倉高校)へ。

RB42立川選手と共にこの試合存在感を見せたRB4和田選手! 

 

 

立命館RB42立川vsパナソニックDL99イグエ・ケリー・祥一(日体大)?

 

 

パナソニックQB5 Andersonから・・・・・・

 

 

WR88木戸崇斗(関西学院大学)選手へのロングパス成功!

 

 

パナソニックQB5 Andersonのランでタッチダウン!

 

 

立命館大学QB19荒木→WR80木村和喜(2年 立命館守山高校)へパス成功!

QB19荒木選手→WR82木村和喜選手の立守ホットライン!(←嬉しい)

 

 

立命館、QB19荒木→TE6成田光希(4年 立命館宇治高校)選手へパス成功&RACで独走タッチダウン!

いやー、WR6成田選手速かった!! 立命館大学がタッチダウンを返します!

 

 

パナソニックWR15頓花達也(立命館大学)のパスキャッチ! 左手首!

見よ! これが先輩だ! WR15頓花選手の左手首キャッチ!(この後も連続写真がありますが、左手と太ももで最後まできちんと確保しています。凄い!)

 

 

パナソニックRB26藤本拓弥(龍谷大学)のラン!

Andersonの次にラン獲得ヤードの多かったRB26藤本選手!

 

 

パナソニックDB27辻篤志(大産大)のインターセプト!

 

 

立命館、RB42立川のラン!

 

 

立命館、QB19荒木

 

 

 

パナソニックパントをブロック! DB27辻がそれを拾ってエンドゾーンへ、タッチダウン!

パナソニックはディフェンスやキッキングでも得点できているところがこの試合大きかったですね。

 

 

立命館、QB19荒木のスクランブル!

 

 

パナソニックLB47松永省吾(中央大学)のタックル!

 

 

ナイスディフェンスでゲインを許さないパナソニックディフェンス陣。DL92有村雄也(桃山学院大学)とDL98梶原誠人(関西学院大学)!

 

 

立命館K16多田羅翔吾(4年 立命館宇治高校)のフィールドゴール成功!

 

 

立命館RB4和田のラン!

 

 

立命館、WR11植村優人(4年 大産大附属)が投げるスペシャル!(連続1枚目)

 

 

(2枚目)パナソニックDB19小原啓(関西大学)がインターセプト!

いやー、このスペシャルは面白いプレーだと思ったんですが、パナソニックDB19小原選手のインターセプトに終わってしまいます。きつい。

 

 

パナソニックQB5 Andersonのランプレー!

 

 

パナソニックLB6増谷俊紀(日体大)のインターセプト!

 

 

パナソニックRB41 岩田駿一(同志社大学)のラン!

 

 

立命館、WR3廣吉賢(4年 立命館宇治高校)のパスキャッチ!

 

 

パナソニックDL92有村のQBサック!

 

 

試合終了

 

 

神戸ボウル

優勝パナソニックインパルス

池野邦彦氏からパナソニックDB27辻選手へ優勝盾が授与されます。

 

 

敢闘賞には立命館大学WR6成田光希選手が、最優秀選手にはパナソニックインパルスDB17辻篤志選手が選ばれました。おめでとうございます!

 

 

(終わり)