関西学生アメフト2017秋の展望④【Div.2編】(や) | アメフト観戦女子(関西)のブログ

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開幕直前企画「関西学生アメフト2017秋の展望」、続きましては、今週末開幕のDiv.2編です。

 

…と言いましても、今春はDiv.2の試合をあまり見れてないので、ごく簡単にDiv.2優勝候補について御紹介させていただきます。


今年2017年の関西学生Div.2校は以下の6校×2ブロックです。

 

<Aブロック>

神戸大学(Div.1から降格)
大阪教育大学    
大阪産業大学    
神戸学院大学 
大阪体育大学    
追手門学院大学(Div.3から昇格)

 

<Bブロック>

近畿大学    
大阪大学    
京都産業大学    
岡山大学    
大阪経済大学(Div.3から昇格)
大阪府立大学

 

まずは、Aブロック優勝の行方について。

順当にいけば、1996年以来のDiv.2に降格してしまったばかりの神戸大学が、Aブロック優勝候補でしょう。

ディフェンスは、昨年のカレッジ世界選手権(U23)の代表選手にも選ばれた主将でもある5番DL遠藤 颯(そう)選手(4回生・府立四條畷高校出身・178cm・93kg)を中心に安定しています。

オフェンスは、スキルポジションのケガ人続出で苦労した昨秋でしたが、今春は3年前の高槻高校初優勝時の主力選手であった32番RB西田祐希選手(2回生・高槻高校出身・171cm・84kg;写真↑1番右)の復帰が大きかったですね!

しかし、昨年からのオフェンスなかなか得点できない病が、完治してるとは言えないです…。

昨年からのエースQB12番福嶋賢悟選手(3回生・清教学園高校出身・178cm・79kg)を中心に、7番WR井上拓也選手(3回生・六甲学院高校出身・172cm・70kg)などのオフェンシブウエポンなどを使いつつ、どうにか打開してほしいです。

 

神戸大学は、今春の西日本学生大会で、準決勝では大阪大学に37-7で圧勝、決勝戦でも大阪教育大学に6-27で勝利し、優勝しました。

しかし、大阪教育大学は、春から秋にかけて数段レベルアップして強くなってくるチームなので、春の大教大との対戦成績を過信するのは危険です。
監督は昨年から引き続き田中彰さんですが、OBでもある元オービックDBの矢野川 源コーチがヘッドコーチに昇格され、OC(オフェンスコーディネーター)も兼任されることとなりました。
OB中心のコーチング体制に戻った神戸大学、最近影が薄くなってしまっていた「神戸大学らしさ」を取り戻して、1年でDiv.1復帰となるでしょうか?

 

もう1校のAブロック優勝候補は、その大阪教育大学です。

今春の西日本学生大会では、決勝戦で神戸大学に6-27で敗れはしたものの、準決勝では近畿大学に12-3で勝利しました。

春時点は30数名のロースターだったにも関わらず、約80名のロースターの近畿大学に勝利したのは驚きましたあせる

私はこの試合は現地観戦できなかったのですが、3失点は敵陣でのファンブルロストからのフィールドゴールを決められての失点で、実質ディフェンスでの失点はゼロとのことでした。

オフェンスは、最終学年となった7番エースRB三浦 蓮選手(4回生・府立池田高校出身・171cm・75kg)が中心選手です。

QBは、昨年のセカンダリー、5番松尾良知(りょうすけ)選手(2回生・府立池田高校出身・173cm・72kg)が満を持してエースとなり、楽しみです。

大阪教育大学は、教育大学という特性上、先に述べたように少人数のチームですが、秋には未経験者1回生も充分戦力として試合に出場してきますので、2回生以上のみがロースターの春からは数段強くなってくると思います。

Div.1に昇格した頃の5年ちょっと前は、攻守兼任選手が当たり前で本当に人数の少ないチームでしたが、ここ数年は新入部員も増え、秋には50人越えのロースターが揃うようになりました。

昨秋の惜しくも近畿大学に敗れたリーグ最終戦を現地観戦しましたが、カリスマ性のありそうな監督さん(だと思うのですが)を中心に、サイドラインの集中力がすばらしく、勝てる雰囲気をもつチームでした。

 

続きましては、Bブロック優勝の行方について。

Bブロックは、近畿大学の優勝で間違いないでしょう。

オフェンスでは、1回生から活躍しているスピードが魅力の15番WR小梶恭平選手(4回生・大阪学院大学高校出身・175cm・79kg;写真↑)とレシービングが秀逸な17番WR中川雄介選手(4回生・高槻高校出身・173cm・79kg)のWRコンビが最終学年です。

同じく最終学年となった8番QB岡村綾土(あやと)選手(4回生・大阪学芸高校出身・175cm・80kg)が彼らをうまく使いこなせるかがキーポイントです。

ディフェンスは、高校に続き大学でも主将となった5番LB藤山陽平選手(4回生・大阪産業大学附属高校出身・172cm・90kg)を中心に、Kも兼任の93番DL永瀬太一選手(2回生・箕面自由学園高校出身・174cm・100kg)や1回生時にDiv.1インターセプト王にもなった21番DB山村昂平選手(4回生・大阪学芸高校出身・176cm・81kg)などのタレントがいます。

今春の西日本学生大会では、3位決定戦では大阪大学に44-0で圧勝したものの、その前の準決勝では人数で圧倒的に負けている大阪教育大学に3-12で敗れています。

1年でDiv.1復帰が果たせず、Div.2・2年目となってしまった今年、これは神戸大学にも言えることですが、Div.2の水に慣れてしまうとDiv.1復帰がどんどん難しくなっていきますので、圧勝でのブロック優勝が必須です。

 

以上、優勝候補3校について簡単に御紹介しましたが、いずれも秋に大きく化けなければ、入替戦でDiv.1校に勝利し、昇格するのはちょっと難しいのではないかと思います…。

Div.1第1節が終わってから言うのもずっこいのですが、今年のDiv.1校は8校とも強くて穴がなく、残念ながら、Div.2校との力差を感じました。

 

Div.2の開幕戦は、今週末9月2日(土)11:00から、エキスポフラッシュフィールドでのAブロック 大阪体育大学 x 大阪教育大学です。

私はこの日は仕事で行けませんが、Div.2の試合も今後チェックしていきますので、よろしくお願いいたします!

 

おわり。