関西学生Div.1 2015 最終節 関西学院大学 x 立命館大学③(や) | アメフト観戦女子(関西)のブログ

アメフト観戦女子(関西)のブログ

関西のアメフト事情、スタジアムネタ、観戦記など思うままに発信していきます。何卒よろしゅー。
Twitterアカウントは@amefootkansen

ブロガーは、
マーチ(ま) @vinnymylove
やしこ(や) @yashicom

平成27(2015)年11月22日(日)、ヤンマースタジアム長居(長居陸上競技場)にて行われました関西学生Div.1 最終節(第7節) 関西学院大学(昨年1位)立命館大学(昨年2位)の試合レポの続きです。

第3Q終了、関西学院大学 12-17 立命館大学

<第4Q>

立命館、2ndダウン4、自陣46ヤードから。
32番RB西村七斗選手(2回生)のラン、2番RB渡邉選手(1回生)のランで1stダウン更新×2。敵陣31ヤードへ。

2ndダウン9、11番QB西山選手(2回生;写真↑)→84番WR近江選手(2回生)の30ヤードタッチダウンパス成功!
立命館、タイムアウト1回目。
試合残り10:13

立命館、トライフォーポイントはプレイを選択し、パス失敗。
関西学院大学 12-23 立命館大学、4Q残り10:13
立命館大学、第3Qに5点差まで迫られますが、11番QB西山選手→84番WR近江選手の中学生からのホットラインタッチダウンパスで再び点差を2ポゼッション差まで広げます。

立命館大学、16番K池上選手(3回生)がキックオフ。
関西学院、キックオフリターンし、自陣26ヤード付近から。

6番QB伊豆選手(3回生)のパスが次々と決まり、1stダウン更新×4。
あっという間に敵陣16ヤード付近へ!

立命館ディフェンス、この時点で見るからにバテバテで、この間、大黒柱の93番DL仲里選手(4回生)も負傷でフィールドアウトしている状態でした。

さらに40番RB橋本誠司選手(3回生)のランで1stダウン更新し、敵陣3ヤード付近へ。
3rdダウン6 to ゴール、立命館、タイムアウト2回目。
試合残り5:46

関西学院、3rdダウン6 to ゴール、立命館のパスインターフェアの反則で1stダウン更新。1stダウン3 to ゴールに。

1stダウン、6番QB伊豆選手→86番WR松井理己選手(1回生・市立西宮高卒;写真↑)のタッチダウンパス成功!
PATはプレイを選択し、2ポイントコンバージョン成功!
関西学院大学 20-23 立命館大学、4Q残り5:15
関西学院、再び1ポゼッション(1タッチダウン+キック成功)差まで、キャッチアップします

試合残り約5分で1ポゼッション差、関西学院のキックオフは、オンサイドキックでしょうか?
ここでオンサイドキックを決められると、ディフェンスが疲弊している立命館ディフェンスにとってかなり苦しいところですが…(>_<)

関西学院のキックオフは、30番K千葉選手(4回生)が深く蹴り込み、サイドライン割りの反則に。
リターンでのゲインが望み薄の自陣深い位置に蹴られたボールを見送ったリターナーの32番西村選手も、ナイス判断でした。
蹴り直しのキックオフを32番西村七斗選手がリターンし、ロングゲイン!

立命館、敵陣44ヤードの好位置からのオフェンスに。

32番RB西村選手のラン×3で1stダウン更新。敵陣30ヤードへ。
第4Qに入りディフェンスが疲弊しているのは関西学院大学も同じ、立命館大学、そこへ32番RB西村選手擁する得意のランプレイをガンガンぶち込みます。

立命館、2ndダウン10、32番RB西村選手(写真↑1番右)のランで…、

OL、TE、WR陣にこれだけ走路を開けてもらえば、西村選手にとってはもう十分、

エンドゾーンまで30ヤード走り切って、タッチダウン!

タッチダウンした32番RB西村選手へのセレブレート。

18番K栃尾選手(3回生)のPATキック成功。
ホルダーは、14番宇野選手(4回生)。
関西学院大学 20-30 立命館大学、4Q残り2:41
立命館大学、安全圏とはいえないまでも、2ポゼッション(1タッチダウン+キック成功+1FG成功)差まで突き放します。

立命館、16番K池上選手がキックオフ。
関西学院、キックオフリターンし、自陣37ヤードから。
立命館大学としては試合残り時間(2:41)と点差(10点)から考えて、1発ロングゲインだけ防げばいいところでしたが…、

6番QB伊豆選手が投じたロングパスは…、

エースWRの85番木下豪大選手(4回生)にヒット!

そして、エンドゾーンまで走り切って、タッチダウンΣ(゚д゚;)
1番K西岡選手(3回生)のPATキック成功。
関西学院大学 27-30 立命館大学、4Q残り2:03

関西学院大学、土壇場で、1フィールドゴールで同点に追いつける3点差までキャッチアップです!試合残り時間は2:03!

関西学院、ここは当然、オンサイドキック!

…でしたが、立命館大学の1番成田選手(1回生)がボールを押えて、オンサイドキック失敗!
立命館大学も、普通のキックリターンチームではなく、オンサイドキックに備え、ボールのハンドリングが得意なWR、DBなどのスキルポジションの選手を多数投入していたようです。

立命館大学、勝利をぐっと引き寄せはしましたが、まだニーダウンできる試合残り時間ではありません。
たった3点差、1フィールドゴールで同点にされる危険性もあることから、関西学院大学に攻撃権を渡さないためには、最低でも、1回のダウン更新が必要です。

立命館、50ヤードから。
立命館、タイムアウト3回目。
試合残り2:02

立命館、ランプレイで時間を消費
2ndダウン、関西学院、タイムアウト2回目。
3rdダウン5、 関西学院、タイムアウト3回目。
試合残り1:51

3rdダウン5、ここで1stダウン更新すれば、これがウィニングドライブとなりますが…(-人-;)

写真↑右側、OL陣が祈るように見届ける中、32番RB西村選手がランで1stダウン更新!
試合残り約1分半!
立命館大学、あとはニーダウンするだけとなりました…!

立命館大学側のメインスタンドから発せられる勝利へカウントダウンが、スタジアムに響き渡ります。

立命館大学、2010年以来5年ぶりに関西学院大学に勝利し、関西学生リーグ優勝です!
ここまで長かった~~~・°・(ノД`)・°・
ちなみに、前回の優勝時は関西学院大学、関西大学とともにの3校同時優勝で、プレイオフに勝利しての甲子園ボウル出場であったので、単独全勝優勝としては2008年以来の7年ぶりとなります。

試合終了、関西学院大学 27-30 立命館大学

試合終了後、関西学生リーグ優勝校の表彰式がありました。

これは一緒に観戦していた方がおっしゃっていたのですが、試合が結し、他の選手と同じく57番DL田辺主将も大号泣していたのですが、表彰式でトロフィーを受け取った後、こんな風に満面の笑顔となれるところが、チームが1つになれた田辺主将の人望がうかがい知れます。


表彰式及びエール交換終了後の立命館大学の整列、礼です。

先日の試合レポでも報告させていただいたとおり、立命館大学は、この次週、11月29日(日)に行われた西日本代表決定戦で、九州学生代表・西南学院大学に勝利し、5年ぶりの甲子園ボウル(全日本大学アメリカンフットボール選手権 決勝戦)への出場を決めました!
甲子園ボウルは、明日12月13日(日)13:05キックオフで、聖地・甲子園球場にて、東日本代表校の早稲田大学と対戦します。

早稲田大学は、今年の春の定期戦で0-24で完敗している相手です。
また、立命館大学の57番DL田辺主将など大産大附属高校卒の4回生は、高校時代に早大学院相手にクリスマスボウルで引き分け、11番QB西山選手など立命館宇治高校卒の2回生は、同じくクリスマスボウルで敗退しているという早稲田グループとは因縁の対決となります。

本日の京都新聞の記事で、甲子園ボウルに向けての田辺主将の「関西、西日本のチャンピオンとして恥じない戦いをする」とのコメントが紹介されていました。
そう、西日本代表校にはこの決意がある!
だから、その分、強いのだと思っています。
立命館大学パンサーズ、関西学生、西日本学生代表として、学生日本一となってください(-人-)!!

エール交換終了後の関西学院大学の整列、礼です。
ゲームセットで敗戦が決まり、その直後に帰ったお客さんも多かったですが、彼らの善戦を讃えるため残ったお客さんが拍手を送ります。
今年は立命館大学有利と言われた最終節でしたが、立命館サイドにもう1つミスが多ければ、関西学院サイドにもう1つミスが少なければ、結果は逆になっていたであろう展開でした。
関西の、いえ、全国の大学が倒したいと目標とする関西学院大学が存在するからこそ、学生アメリカンフットボールはこんなにも熱くて、観ていてヒリヒリするのだと改めて感じた試合でした。

おわり。