ターサンの冒険(たまに暴言)

ターサンの冒険(たまに暴言)

ターさんです。日々の思う事、感じたこと、登山やドライブの事(時には愚痴など)を備忘録代わりに書いていこうかなと思います。
 が、その前に先ずは5年前に診断された間質性肺炎のこれまでの経過を記録に残しておきたいと思います。

 (※過去を振り返り中の記事です。)

 

 入院も2週間を過ぎる頃になると病棟での生活リズムができてきました。


 初日には貸切だった部屋も隣には高齢の患者さんが入ってきましたがカーテンがずっと閉ざしてあるので挨拶もできないまま。

 向かいのベッドは同年代くらいの患者さんでいつも大きな関西弁で看護師さんに冗談を飛ばしています。

 出身も年齢も病名も違うけれどもここに集まってくる人たちが同じように呼吸器の病気と闘うために集まってきた仲間であることには違いないな。

 

 さて、1日7錠(35mg)で始まったステロイドも1錠減って6錠になりました。

 2週間ごとに検査をしてそれで問題がなければ1錠ずつ減らしていく計画で4錠(20㎎)まで減らせたときに退院となる予定です。

 
 今のところの症状は人と話したり大きな声を出したりすると咳が出始めるくらいで、息が切れるとか苦しいとかいうことはない。

 なので申し訳ないくらい退屈な時間との戦いになるのです。

 

 ノートパソコンは持ち込みOKだったので、若い頃に寝る間も惜しんでやっていたゲームをいくつかインストールしてきました。

 『ドラゴンクエスト』や『アドバンス大戦略』など完結までにかなりの時間を要するゲームですが、始めてもなんだかすぐに飽きてしまう。

 年を取ったからなのか、こういうゲームは限られた時間の中で寸暇を惜しんでやるからこそ燃えたのかも知れません。

 

 

 そうなると別に止められてもいないので、いそいそとスニーカーに履き替えて院内ウォーキングの旅に出かけます。

 体を動かすほどにステロイドの副作用である糖尿病予防にも効果があると思い、見知らぬダンジョンに迷い込んだ勇者のように一歩一歩ズンズンと歩くのである。

 こんな奴、絶対入院患者とは思われていないだろうな・・くらいに。

 

 

 

 朝寝、昼寝をして、ご飯を食べて薬を飲んで・・

 歩いた後には大きな湯船にのんびり浸かりながら、これで飲むのが「薬」じゃなくて「酒」だったらまるで「小原庄助さん」みたいな生活ではないかとひとり苦笑いをする・・。 

 

 NSIPというやっかいな肺の病気の療養中とは言え、今のところは普通に歩けることに感謝しつつ汗を流す毎日なのである。