私事ですが、身内の不幸があり、
精神的な動揺や事務的な作業に追われ、
水滸伝を楽しむ余裕もなく、
気がつけば2週間以上たっていました。
ぼちぼち元のペースに戻していこうと思います。
まずは、ラスカルラーメンのカード紹介の続きから。
31番目は、「七郎さんはほんとにてきぱきしている」と、
呉用にもよく褒められている、阮氏三雄の末っ子、
活閻羅の阮小七です。
天罡・・天敗星
職位・・水軍副都督 兼 快艇営指揮
武器・・竜王刺
必殺技・・阮式千里遁江、二十七路竜王刺
「快艇」とは、モーターボートのことですが、
時代的に考えて、速度が出せる小型の舟のことでしょう。
「刺」は、文字通り(突き刺す)なので、大きな刃ではなく、
銛や匕首のような小ぶりな武器のイメージです。
「遁」は、(逃げる、身を隠す)の意。
千里の果てまで潜水し続ける技でしょうか。
「二十七路」は、なぜ二十七なのか不明です。
(人物略歴)
阮氏三雄の最年少の弟である。
かれは兄弟の中でもっとも凶暴だったため、
梁山にいたときは、快速艇の船団を指揮し、
戦闘時には向う見ずに突進していき、
敵など眼中になく、恐れを知らなかった。
また、阮氏三雄の中でただひとり、幸運にも生き残った。
その後、李俊につき従って海を渡り、英雄と称された。
梁山では、第三十一番目の位に就いた。
三叉の武器を両手に、ほの暗い水底で待ちかまえている様子は、
たしかに兄ふたりより危険な感じがします。