ラスカルラーメンの水滸伝好漢カード その1 呼保義 宋江 | 水滸伝ざんまい

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中国四大名著の水滸伝について語るブログです。
原典メインのため、北方および幻想はありません。
悪しからずご了承ください。

中国本土で発売されている、

小浣熊(アライグマ)干脆面(ラーメン)・・・

通称・ラスカルラーメン。

このスナック菓子には、おまけとして

水滸伝の好漢カードが付いています。

 

ドタバタ騒ぎの末、カード75枚を入手できたので、

順番に紹介していきます。

(詳細は、ピクシブの「らくがき水滸伝」

『軍師、ラスカルラーメンをさがす』でどうぞ)

 

カードの大きさは、約8×5センチ。

表面は、カッコいい好漢のイラスト、

裏面には、各人の略歴や、

中二病っぽい必殺技の名前とかが書いてあって、

なかなか面白いので、

これもざっくりと訳していきます。

 

まず1枚目は・・・

呼保義 宋江!

 

「及時雨」というあだ名は、

現在では「雨男」程度の意味しかないので、

使わなくなったと聞いたことがありますが、

このカードでも「呼保義」になっています。

 

(裏面説明)

天罡・天魁星 役職:総督兵馬大元帥

武器:日月星辰旗、混元河洛図

必殺技:風雲「阝示」会、玄天混元陣

 

「阝示」は、(~のとき)の意、

「必殺 風雲合体!」という感じでしょうか。

 

(略歴)

鄆城県宋家村出身の人である。

色黒で背が低かったため、

人々はみな、かれを黒宋江と呼んだ。

家では、親に孝養をつくし、

人には、義を重んじ財を惜しまず、

そのため、孝義の黒三郎とも称された。

 

かれは文武に通じ、地方官吏としても有能だった。

さらに槍棒の稽古も好み、様々な種類の武芸を学んでいた。

日頃から、世間に名高い好漢たちと

交わりを結ぶことを好み、

自分をたよってくる人がいれば、

何人も問わず、誰でも親切にもてなし、

相手の心配事や厄介ごとを解決するために全力を尽くし、

命を救い傷をいやしたので、

その名声は山東、河北にとどろき、

人々は、かれを天界の恵みの雨になぞらえた。

これがいわゆる

「山東及時雨 英傑宋公明」である。

梁山での順位は第一位となる。

 

イラストは、裏面の説明とはだいぶ違う、

スマートな色白イケおじになっています(笑)。

手に持っている巻物は天書でしょうか。

足元には、石碣らしいもの(第七十一回)も

描かれています。