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2013年の「民間 大水滸」翻訳もどきは、
名コンビ、朱仝と雷横の物語からスタートです。
朱仝と雷横
水滸伝に登場する騎兵都頭の朱仝(しゅどう)は、
もともとは鄆城県(うんじょうけん)の人ではなく、
北京大名府の生まれだったと語り伝えられている。
朱仝は幼いころに母を亡くし、父親が男手ひとつで彼を育て上げた。
しかし彼が十五歳のとき、父親は無実の罪をきせられて告訴され、
牢に入れられたうえ、無残にもそこで獄死してしまった。
朱仝はその知らせを聞いて大声で泣き、気を失うほど嘆き悲しんだ。
いきなり最初から驚きの設定です。
原典の朱仝は、地元鄆城県の物持ちの家の人間なのに、
こちらでは、まるで正反対の不幸な境遇に変わっています。
肉親に不幸があったとき、
大の男が気絶するほど号泣するというのは、
日本人の感覚ではかなり違和感があるんですが、
あちらの風習としてはごく当然のようで、
原典でもこんな場面がよく出てきます。
悪人に陥れられ父親を失った若き朱仝は、一体どうなるのか。
この続きは、また次回で。