京劇「新作 水滸伝」観劇の覚え書き その3 | 水滸伝ざんまい

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中国四大名著の水滸伝について語るブログです。
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悪しからずご了承ください。

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(北京郊外の場)
燕青ひとりを供にして、強引に大名府に舞い戻った盧俊義だったが、
多勢に無勢、あっという間に再逮捕され、2人とも死罪と決まる。
 
と同時に、梁山泊軍を挟み撃ちにするため、関勝の軍勢が攻め寄せてくるが、
呉用の策略で、呼延灼の偽りの投降のワナにはまり、負け戦に。
関勝は、林冲に青竜エン月刀を叩き落されて、捕虜になってしまうが、
宋江の説得を聞き入れ、ついに梁山泊軍の一員となる。
 
この場面は、関勝と梁山泊軍の立ち回り。
関勝は、旗指物4本背負った京劇の武人のフル装備のままで
前転宙返り、という離れ業を見せた。
 
好漢一同が、騙したことを白状し謝罪すると、
怒りのあまり硬直した姿勢のまま、紙相撲の人形のように
ブルブル震えながら横移動する、というアクの強い演技に、
客席からは笑い声が起きた。(イラスト参照)