映画感想:その10 | 真っ直ぐ行かずジグザグと

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おはようございます。

ZigZagです。



遂に映画感想10回目!今日で30本の映画の紹介&感想を書いてきました。私にしてはよく続いていると思います。

昨年は約60本止まりでしたが、今年は何本見れるか。

少なくとも前年よりは増やしていきたいですね。

あとは私の遅筆っぷりも何とかしていきたい。


それでは始まり始まり。


※個人的感想&ネタバレなしです。




  マトリックス・レザレクションズ


3部作のゲーム「マトリックス」を開発したクリエイター、トーマス・A・アンダーソンは、度々夢と現実の境界が曖昧になるような幻覚や既視感に襲われており、セラピストの世話になるほど悩まされていた。

そんなある日、彼は自身のゲームに登場するモーフィアスと遭遇し、ゲームと同じ展開を目の当たりにする。

「青い薬を飲んで日常に戻るか」

「赤い薬を飲んで現実を知るか」


1999年に上映され、その革新的な映像技術と緻密かつ濃厚な設定で話題となった「マトリックスシリーズ」の最新作です。


端的に述べるなら「マトリックス同窓会」

シリーズに登場したキャラが(ある程度)揃い踏みし、3作品を見てきた人は懐かしさを感じると思います。序盤の会話もこれまでのマトリックスに対してのメタ発言が豊富で、思わずニヤリとしてしまうこと請け合い。

ただし、逆を言えばシリーズ3作を見ていない人には面白さが激減してしまうかと思います。その点は注意です。


内容も、シリーズが一度完結を迎えたこともあり、これまでと比べるとどこか平和的。エグさは感じませんでした。寧ろ清涼感の方が強かった印象です。

なので、これまでのシリーズと同じような空気を求めていると、肩透かしを喰らうかもしれません。私としてはこれで良かったと思いますが。


あとは当然と言うか何と言うか、キアヌが格好いい。

くたびれた風体かと思えば、戦闘時には眼光の鋭さが増し、キレッキレのアクションを行う……。あんな渋い歳の取り方をしたいなぁ。


先述した通り、この映画を楽しめるのは3作を全て見た人のみ。

興味がある方は、先にそちらを視聴してから改めて本作を見て下さい。



  アラーニェの虫籠


元は工業団地であった場所に一人暮らしをしているリンは、他者とのコミュニケーションが苦手の引っ込み思案な気質であり、大学でもプライベートでも常に1人で行動していた。

そんな中、同じ団地に住まう老婆が救急搬送される場面に遭遇。するとその老婆の腕から、虫が飛び出してくるのを目撃する。

虫について調べ始めたリンは、偶然にも民俗学者の時世と出会い、その虫が心霊蟲と呼ばれる古くから存在していた虫であること、それを見たものには災いが降りかかるという言い伝えがあることを教えられ──


アニメーション作家である坂本サク氏が、たった1人で制作を行った長編ホラーアニメ。


アニメ自体のクオリティは独特であり、昨今のアニメに比べればやや見劣りしてしまうかもしれません。ですが、そのぎこちなさや粗さが本作の内容と絶妙にマッチしており、なかなか癖になります。

そもそもこれを全て1人で制作したことが凄い。


ただ……ストーリーが異様に難解。

既に個人的に考察していますが、それでもなーんかしっくりこない。

なので、純粋に物語を追いたい人には合わない作品です。


監督は「ストーリーに正解はしっかりある」と述べている一方、「どんな考察もOK」と発言していることも、申し訳ないですが私には解せないところでもあります。

というか、その正解を話している動画が見つからないので、モヤモヤしっぱなし。公式サイトには部分的にしか書いていないのもモヤモヤは更に加速。それで“どんな考察もOK”なんて言われても……。


……と、やや否定的な感想になっていますが、話を理解しようと3回は見直している、稀有な作品でもあります。


確かに難解かつ訳の分からぬことは多いストーリーですが、惹きつけられるものはしっかりあります。

この作品に限っては、私の考察も乗っけようかと思っております。それくらい気になっている映画です。いつになるかは知らない。


考察もの大好き!という方には良い映画だと思います。



  スクリーム(2022)


ウッズボローの町を恐怖のどん底に落とした“ゴーストフェイス事件”から25年。

ようやく忌まわしい事件の記憶が薄れてきたと思った矢先、少女タラの家に「謎めいた電話」が掛かり、直後にマスク姿の怪人物に殺されかけるという、25年前と同じ事件が発生した。

とある事情から家出をしていたタラの姉であるサマンサは、報せを受けて故郷へと舞い戻り、新たなゴーストフェイスが誰なのかを仲間と共に突き止めようとする──


スラッシャー映画『スクリーム』の最新作です。

1996年に一作目が放映されてから、その人気から続編が次々に登場。

本作は5作目となっています。


まずはごめんなさい。

1作目をきちんと見てないにも関わらず本作を見るべきではなかった。

というのも、シリーズ物なので過去の作品を見ていないと面白味が減少してしまいます。少なくとも1作目はしっかりと見てからでないと、驚きも少なくなってしまいます。

特に登場人物は過去作から続投している人達も出ているので尚更。


本作を見るには、過去作の予習が必要です。

繰り返しますが、これ単品だと面白味はあまり感じられません。

どうやらオマージュやら何やらが盛りだくさんらしいのですが、事前知識が無いとちんぷんかんぷん。


久しぶりにしくじりましたわ。完全に私が悪い。



まとめ 


シリーズ物って、意外と難しいところがあります。

昔から見ている人には「あの最新作かっ!ウヒョー!」となるかもしれませんが、全く触れてこなかった人からすれば「なぁにそれぇ」な感じですからね。

時折登場人物たちを一新して「過去作見ていなくても楽しめる!」みたいな謳い文句の作品もありますが、それはそれで古参からしたら微妙に映ってしまうこともあるので尚更難しい。

私ももし「ワイスピ」シリーズで今までのキャラが出なくなったら何とも言えない感じになってしまいますし。

きちんと予習しろってことですかね。スクリームに関しては反省です。


それでは本日はこのへんで。

おしまい。