概要
開発は日本事故物件監視協会、パブリッシャーは同左、Loxarc Inc.。
特徴
基本
選択した事故物件に設置された監視カメラのモニターを見て異常がないか監視し、異常があった際は該当箇所をホールドして報告する。この作業を0時~5時までの間続けていく。
モニター数は各物件によって異なる。
通常業務では0時30分までは異常が発生しないので、この間に各モニターを確認、設置物の状況を記憶していく。
モニターは通常 / 暗視の2つを切り替えることが可能。暗視モードの方が画面全体を視認しやすくなる他、このモードでないと発見出来ない異常も存在する。
ただしその逆も発生するため、逐一切り替えて確認していくのが基本となる。
「異常が4つ発生した状態で一定時間報告しない」
「異常のない箇所を5回連続で報告する」と業務失敗=ゲームオーバー。
異常が複数放置されているとアナウンスが挿入されるので、その場合はよりじっくりと注視していく必要がある。
なお、誤報告は正しい異常報告が出来ると回数がリセットされる。
最初は3つのステージしか選べないが、それらをクリアすることで4つ目のステージが解放される。
◾特別手当
各事故物件で通常業務の他に選択可能な業務。ルールは通常と一緒だが、以下の違いがある。
・異常の数が増えている
・異常の発生率が高い
・最初の30分の猶予がない(すぐに異変が発生する)
・誤報告の数が3回に減少
簡単に言えばハードモード。
発生する異常数と発生率が増加しており、下手をすると最初の1~2時間でゲームオーバーになる可能性もある。
異常
各事故物件で発生する異常。
幽霊の出現のみならず、設置物の喪失や増加、移動や置換といった異常も発生する。
先述の通り、「異常が4つ放置される」とゲームオーバーになるが、中には報告が遅れると一発でゲームオーバーになる“危険異常”も存在するため注意。
また、ジャンプスケア(驚かし要素)を含む異常もあるので、心臓の弱い方は注意。
- 危険異常が発生した際は画面変更が出来なくなっているため、気づかずにゲームオーバーになることはない。
- 何が発生するかはランダムだが、各場所毎に発生する異常は決まっているため、何度も繰り返していけばいずれはクリア出来る仕様となっている。失敗した時はどこでどんな異常が発生していたかも教えてくれる。
- 一度発見・報告した異常は、事故物件選択画面で参照出来る。リストアップされる異常は各部屋ごとに分かれているため、残っている異常がどの部屋で起きるのか、ある程度把握することができる。
感想
良かった点
- ときおり流れる環境音もホラーならでは。ヘッドホン等を用いればより一層のホラー体験を味わえるだろう。
- 手軽なホラーで言うと「ファズモフォビア」等が挙げられるが、あちらは十全に楽しむには知識が必要であるのに対し、こちらはそこまで身構えずに遊べる点もメリット。
- そんな手軽さに反し、出現する異常はしっかり恐怖感を煽ってくれる。突如出現するジャンプスケアに悲鳴を上げる人は多いだろう。
- 一人で黙々と探すのは勿論のこと、ディスコード等で画面を共有して仲間内で一緒に探してみるという楽しみ方もでき、皆でお化け屋敷的な雰囲気を味わえる。
- すべての事故物件をクリアしたら、今度は特別手当を遊んでみたり、全異常を見つけてみるという遊び方も面白い。
賛否点
- ゲーム内時間は1分につき約3秒なので、クリアするには約16分は最低でも必要。加えて異常の指摘中は時間が止まる仕組みなため、異常の数によってはそれ以上の時間が掛かってしまう。中間セーブや途中からリトライもない都合上、失敗すれば最初からであり、更に時間が掛かってしまう。
- とはいえ、こういった異変探しゲームで時間が掛かるというのは致し方ない面があることも事実。
残念な点
- 心霊系の異常はゲームの性質上、どうしても実写からは浮いてしまうため他の異常に比べて見つけやすくなってしまう。その点を何とかすべくこのような仕様にしたのだとは分かるのだが、それを考慮しても理不尽さは拭えない。
- 一部の異常はキチンと「幽霊の干渉を受けた」「幽霊が出現している」ことを上手いことゲームに落とし込んでいるため、余計にアハ体験が理不尽に思えてしまう。
- 全異常を集めたい人からすれば、この仕様は不親切。究極、どこの異常を見逃しているかを把握するには、わざとゲームオーバーになるしかない。
- ゲームプレイやクリアに支障を来すものではないにせよ、異常が分かっているのに報告できず、それを最後にまざまざと見せつけられるので、嫌な人は嫌だろう。特に「見逃し異常ゼロ」でクリアしたい人には厄介な仕様である。
まとめ
異変探しゲームの立役者『8番出口』ライクな本作。
まず目を引くのは、やはり実際の事故物件を利用した点でしょう。
実写映像を用いたことによる「監視のリアリティ」は随一。時折鳴る環境音も相まって、恐怖度を底上げしてくれます。
それだけに発生する異常がアハ体験レベルのものが多いところは少し残念でした。
事故物件ということだから、数多くの心霊現象が起きるだろう、どれほど怖い異常なのだろうと身構えて見れば──
草「増えました」
机「形が変わりました」
台「色が変わりました」
──という異常が多く、「全く見つけられない」という自体に恐怖する羽目に。
攻略情報無しでもクリアは出来ましたが、そのために幾度となく同じステージを調査しまくりました。
その分、見つけた時の達成感こそあるものの、同時に「そんなもん変えてくんな!」という苛立ちも湧き上がってきます。 挙句、クリアしてしまうと見逃した異常の情報を得られない点が、見つけにくさに拍車を掛けておりました。
しかしながら、一部の異常はしっかり怖く作られており、心臓をドキドキさせてくれること間違い無し。「見つけ辛い異常」を探そうと集中していたら、不意に出現する危険異常のジャンプスケアで飛び上がることでしょう。
また、ゲーム自体に複雑なストーリーや設定、登場人物等は皆無であり、難しい操作も必要ないため、気軽にホラーを楽しめる点も良好。
そのゲーム性故に、ディスコード等で画面共有して友達と一緒に楽しむといった遊び方も出来ます。
出現する異常にやや理不尽さがある点は否めませんが、ホラーとして十分楽しめる作品。続編となる2や3も発売されているため、興味ある方はいかがでしょうか?
それでは本日はこのへんで。
おしまい。
