私の三台目の担当車は、“EVバス”
つまり、電気バスです。
このバス、大阪万博内で走っていたものと同じ機種。
中国製なのです。
いろいろと不具合が報告されており、
あまり評判がよろしくない車です。
さて、このEVバスについて、運転士目線から感じたことをまとめます。
【 メリット 】
◯ パワー!!
電気で走るバスって、パワーがないんじゃない?
そう思ってました。
ところが、
普通のバスよりも、力強い のです。
オートマチックですが、アクセル踏み込むと、
登り坂でも、らーく楽😀
しかも、「回生ブレーキ」といって、
踏んでいるアクセルを離すと、
電気自動車特有の、
エンジンブレーキのようなブレーキがかかります。
下り坂でも、らーく楽😄
◯ 給油の必要がない!
当然のことながら、電気で走ります。
普通のバスは「軽油」で走るので、
毎回給油する必要があります。
EVバスは給電ホースにつないで帰るだけ。
手も汚れないし、走行後の仕事がひとつ減りました。
◯ 静かな走り!
エンジンがありません!
モーターで動きます。
「ウィーン」という発信音です。
停まっていれば音がしません。
「シーン」という静寂な空気感に、緊張するほど!😅
◯ オール電化です!
すべてが電気制御です。
車内灯の点灯、消灯。
運転席と客席の暖房ON、OFF。
サンシェードの上下。
いろんな操作が、タッチパネルでできちゃいます。
【 デメリット 】
● ブレーキが…
電気バス特有の「回生ブレーキ」はよく効くのですが、
「フットブレーキ」が効きません!
新型車両では改善されてきているようですが、
初期のバスは、驚くほど、効きません😨
普通のバスと同じ感覚でブレーキを踏むと、
(あーっ、止まらない‼️)
と焦ります。
おかげで、これまで以上に、
スピードを出さなくなりました。
● オール電化ゆえに…
すべてが電気制御ですから、
メインのスイッチを入れないと、何もできません。
例えば、走行距離を確認し忘れた時、
通常なら距離計のメーターを見ればよいのです。
しかし、EVバスだと、
もう一度、キーを持ってきて、
メインスイッチを入れないと見れません。
一日中走ると、100%近くあったバッテリーの電気量がどんどん減り、30%台になる日も。
もし、使い切ったら…
動かなくなったら…
どうしよう😨
と心配性の私は思ってしまいます。
電気系統に故障が出ても、同様。
もし、止まってしまったら、
無線で、救援の連絡さえできませんからね。
● 運転のおもしろさは…
これは、人によるのでしょうが。
オートマチック車なので、
適したギアを考えて走ったり、
半クラッチで衝撃を調節したり、という、
これまでのバス運転の醍醐味が薄れた気がします。
また、停止する際、EVバス独特の
「揺り戻し」があります。
これまでは、ギアをニュートラルにして、
お客さんを揺らさないよう、
静かに停止させていたのですが、
それが、なかなかできません。
この頃は、だんだんEVバスにも、慣れてきました。
なんだかんだ言っても、新しいことは良いこと!
このバスに乗れて、よかったなと思っています😆