「1番の券、入れたんだけど。
何にも反応がないよ。」
そう言ったのは
40〜50代の大柄な男性でした。
そのお客さんは
“ 1 ” と印刷された 整理券
を運賃箱に入れて
反応を待っていたようです。
路線バスの整理券にも
いくつか種類があるようです。
うちのバス会社では
“紙” の整理券を使っています。
古いバスの整理券はロール紙に
インクで印刷
されます。
私の最初の担当車は
このタイプ。
時々
手を汚しながら
赤いインクを差して
補充していました。
新しいバスだと
感熱式のロール紙
に変わっています。
これだと
切れたら感熱ロール紙を
補充するだけ。
しかも
上下に2巻がセットされているので
片方が切れても大丈夫です。
(2巻が並んでいるトイレットペーパーみたい!)
いずれにしても
我が社の整理券は
“ただの紙!”
お客さんは
整理券の番号と
前方の “運賃表” を見比べながら
料金を確かめて投入する!
お客さんが運賃箱に入れた
券とお金が
透明なアクリル板の中を運ばれる際
運転手は 素早く目で追って 👀
整理券の数字を読み取り
“運賃表” 通りの料金か確かめる!
という
極めてアナログでレトロな方式なのです。
こちらも還暦過ぎた運転手。
数字を読み取れないこともしばしば。
※いや、正直、ほとんど見てません!
お客さんが投入した運賃を
信じて見送るしかないのです。
前出のお客さんは
普段は
バーコードやQRコードがついた整理券で
運賃箱に投入すると
自動的に運賃が表示される
“ 進んだバス ”
に乗車されている方なのでしょう。
「反応がないよ。」
と言われた私は
(反応なんて、ないよ…)
と思いつつ😅
「1番ですから、
◯◯円お願いします。」
と対応しました。
こんなわけですから
運賃が間違っていたり
確認に手間取ったりする
現金支払い(整理券読み取り!)方式から
早くて正確な
ICカード支払い方式への
移行を図りたい
我がバス会社。
今さら
バーコード読み取りの整理券に更新する
莫大な費用を考えたら
恐らく
アナログでレトロな
この紙の整理券は
ICカード化を進めるその陰で
この先も変わることなく
いつまでも続いていくのだろうと
思います。
