駅でバスの発車待ち。

発車まで、あと5分弱。



メガネを外して運転席に座っていると

開いている前扉の外に

2人の女性が立っています。



よくは覚えていませんが

奇抜な髪、服装の子たちではありませんでした。



「せんせー!」



そのうちの1人が

大きな声で呼んでいます。



慌ててメガネをかけ

その子の顔を見ましたが…


誰???




「サキだよ!」(仮名)



その子が名乗ってくれて

やっと 

わかりました!!



かつて四年生で担任した

サキさんでした。



すでにお客さんが乗っているので

運転席を飛び降りました。



『記事23 お客さんほっこり日記③』異動したての、その学校の子たちは、良く言えば、随分「人懐こい」子たちでした。悪く言うと「無礼」!その学校では、初年度、私は「級外」(担任をもたない)で、一番た…リンクameblo.jp


↑ この記事の兄さん(Rくん)の妹です。




「おーっ、よくわかったね!」


         〜中略〜



「前にRが会ったって言ってた。」


「うん。会った、会った!」




もう3年も前のことになりますが…。


この時

「サキが会いたがってたよ。」

と言っていたRくん。



その妹・サキさんと

やっと会えたのでした。




サキさんは

昔で言うと “スケバン” 

のようなイメージの子でした。



自由奔放で

思ったことをすぐ口にします。


「ばっかじゃねえの!」


「はぁー、ありえねー。」


みたいなことを

大きな声で言うので

決して扱いやすい子とは言えません。



特に、枠からはみ出ることを嫌う

ベテランの女性教師には

煙たがられていました。




その一方で



誰に対しても(教師含む)遠慮しないかわりに

誰に対しても平等で

存在を無視しない。


弱い者いじめ 

授業妨害はしない。


裏表のないさっぱりとした人柄に

好感が持てる子でした。





「サキさぁ、看護士になるんだ。」



「えーっ、そうなの! 

    どこかに通ってるの?」



「◯◯大の1年生。」

※近隣の、看護学科がある大学です。



「へぇ、すごいな。

   何年間行くの?」




「4年間。

   もうねぇ、疲れた。」


「そんなこと言わんで。」



「もう帰る。

    先生、がんばってね。」


「ありがとう! 

    サキもがんばれ!」




一緒にいたお友達が

こちらに軽くお辞儀をしてくれて

2人は去っていきました。



やんちゃだったサキさんが

人のために看護を学ぶ道に進んだことを

とてもうれしく思いました。



この気持ちを誰かに伝えたくて

六年生の時の担任(今は教育委員会の男性教師)に

サキさんに会ったことをメールしました。




「サキは口は悪いけれど、面倒見はいいから、ぴったりかもしれませんね。厳しい看護士になりそうですが。」



と返信がありました。


同感です。




私もいつか高齢者として 

病院のお世話になる時が来て


「ほら、おじいちゃん! 

    がんばって立ちな!」


「ちょっと痛いよ。 

    がまんして!」💉



なーんて感じで

口調は強いが、面倒見のよい


サキ看護士 のお世話になることが

あるかもしれません。




自分が年老いてしまっても


教え子のがんばって働く姿

成長して人助けをする姿を見たら


自分のこれまでの人生に

少しは意味が感じられそうな気がします。




まぁ、できれば

看護士さんのお世話にならないのが

一番だけどね😅