令和4年9月歌舞伎座第2部 揚羽蝶繍姿 | 癸の歌舞伎ブログ

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令和4年9月歌舞伎座第2部 揚羽蝶繍姿

 

揚羽蝶繍姿 アゲハチョウツヅレノオモカゲ

 

二世中村吉右衛門の当たり役だった佐野次郎左衛門、鈴ヶ森の長兵衛、陣屋の熊谷などのオムニバスである。

 

今回配役は

松本幸四郎(佐野次郎左衛門、熊谷直実)、中村錦之助(幡随院長兵衛)、中村福助(兵庫屋八ツ橋)ら。

 

舞台明るくなると吉原仲之町。次郎左衛門を客引きから救うのはこれまた吉右衛門の当たり役の伊賀越道中双六沼津の十兵衛。福助が歩きにくい関係で舞台回して八ツ橋の見初め。

舞台回して鈴ヶ森。

浅葱幕おろして、置き浄瑠璃のあと浅葱幕振り落として、陣屋。いつもよりミニサイズである。藤の方に敦盛を討った経緯の物語。平山見得など。

海岸となり、書き物の老松。知盛、大蔵卿、知恵内、盛綱が並んでだんまり風となる。暗転で熊谷と義経がせり上がり、送り三重で熊谷が向こうへ入り、終了。