日本テレビ系、土曜"昼"に硬派報道番組開始さる?
土曜午前の"良心"というと大袈裟な表現でしょうが、土曜午前における全国ネットの生放送番組としては最も硬派だった情報ワイドショー番組「ウェークアップ」(日本テレビ系)が今春の改編をもって終了します。
'91年1月からの放送開始で、番組開始当初の番組名は「ウェークアップ!」、'05~'21年までは「ウェークアップ!ぷらす」と細かい改題が行われましたが、放送開始34年3ヶ月で遂に終了の運びとなってしまいました。
後枠は日曜午前7時30分から10時25分まで(一部の系列局は午前9時55分まで)放送されているエンタメ系の情報番組「シューイチ」の"土曜版"を放送し、制作もytv読売テレビからキー局の日本テレビが直々に制作。これにより、ytv読売テレビは土曜朝の情報番組の制作から撤退へ・・・。
しかし、今度は土曜午前11時55分から午後1時30分まで"全国ネット"で新たな情報ワイドショー番組を立ち上げるという。
「サタデーLIVE ニュース ジグザグ」がそれで、俳優の小澤征悦さんがナビゲーターを務め、進行はytv読売テレビアナウンサーの足立夏保さんが担当するという。
日本テレビ系で土曜正午台に生放送番組を編成するのは、'21~'23年まで放送されていた「ゼロイチ」以来ですが、「ゼロイチ」の悪夢再び?
というのは、鳴り物入りで始まった「ゼロイチ」は'21年4月からの番組開始当初、全国15局ネットと日本テレビ系列局の半分以上がネットするも、視聴率が悪かったせいか番組開始から僅か3ヶ月足らずでSTV札幌テレビとSDT静岡第一テレビがイの一番で打ち切り、その後、雪崩を打つようにネットを打ち切る系列局が続出!最終的にネット局はKTKテレビ金沢のみになってしまったという・・・。
かくゆう当地のABS秋田放送も、番組開始から僅か半年足らずで打ち切られてしまいました。しかも、ラテ欄には(終)マークすら付けられなかったというヒドい扱いでした。
正午台だけならまだしも、"午後1時30分まで"となると系列局によっては後続の番組編成が難しくなります。土曜午後の日本テレビ系列局は、このあと午後1時30分からローカルセールス枠(独自編成)となり、再び全国ネット枠となるのが(今春の改編で動きが無ければ)午後5時。それまでの"3時間30分"を独自編成しなければなりませんが、中途半端ですよね。
例えばテレビ東京系の2時間尺の単発の特番と1時間尺のレギュラーバラエティー番組の編成・・・というのはよくあるパターンだと思いますが、『あと30分』どうするか?ですよねぇ・・・。
今、30分尺で番販される全国ネットのバラエティー番組ってそうそう無いじゃないですか。テレビ朝日系列局の無い地域だと「じゅん散歩」・「食彩の王国」・「激レアさんを連れてきた。」等が想定されますが、テレビ東京の30分尺のバラエティー番組となると「男子ごはん」ぐらいしか想起出来ません。あとは、パワーテレビジョンやS-Field制作のスギちゃんとかグッチ裕三さん等が出演される"穴埋め番組"をやるとか・・・弱いなぁ。
既に正午台に他局系列の人気番組の時差ネット編成をしている系列局にしてみれば、よっぽどウマ味のあるスポンサーが付かない限りは『余計な新番組』と捉えられかねず、これだったらやはり「ウェークアップ」を続投した方が良さそうな気がしますが・・・。
編成面で喝!が多い上、これまであまりこの手の情報ワイドショー番組の出演歴が乏しかった小澤征悦さんの電撃起用も未知数で、「サタデーLIVE ニュース ジグザグ」なる「報道LIVE あさチャン!サタデー」(TBS系/'14~'17年)を想起させる番組名といい、色々とツッコミどころ満載・・・やっぱり「ウェークアップ」の方が良さそう?

日本テレビ系では今春の改編で「ゼロイチ」(写真)以来となる土曜正午台の生情報番組立ち上げも、「ゼロイチ」の悪夢再び?/(C)Nippon Television Network Corporation
'91年1月からの放送開始で、番組開始当初の番組名は「ウェークアップ!」、'05~'21年までは「ウェークアップ!ぷらす」と細かい改題が行われましたが、放送開始34年3ヶ月で遂に終了の運びとなってしまいました。
後枠は日曜午前7時30分から10時25分まで(一部の系列局は午前9時55分まで)放送されているエンタメ系の情報番組「シューイチ」の"土曜版"を放送し、制作もytv読売テレビからキー局の日本テレビが直々に制作。これにより、ytv読売テレビは土曜朝の情報番組の制作から撤退へ・・・。
しかし、今度は土曜午前11時55分から午後1時30分まで"全国ネット"で新たな情報ワイドショー番組を立ち上げるという。
「サタデーLIVE ニュース ジグザグ」がそれで、俳優の小澤征悦さんがナビゲーターを務め、進行はytv読売テレビアナウンサーの足立夏保さんが担当するという。
日本テレビ系で土曜正午台に生放送番組を編成するのは、'21~'23年まで放送されていた「ゼロイチ」以来ですが、「ゼロイチ」の悪夢再び?
というのは、鳴り物入りで始まった「ゼロイチ」は'21年4月からの番組開始当初、全国15局ネットと日本テレビ系列局の半分以上がネットするも、視聴率が悪かったせいか番組開始から僅か3ヶ月足らずでSTV札幌テレビとSDT静岡第一テレビがイの一番で打ち切り、その後、雪崩を打つようにネットを打ち切る系列局が続出!最終的にネット局はKTKテレビ金沢のみになってしまったという・・・。
かくゆう当地のABS秋田放送も、番組開始から僅か半年足らずで打ち切られてしまいました。しかも、ラテ欄には(終)マークすら付けられなかったというヒドい扱いでした。
正午台だけならまだしも、"午後1時30分まで"となると系列局によっては後続の番組編成が難しくなります。土曜午後の日本テレビ系列局は、このあと午後1時30分からローカルセールス枠(独自編成)となり、再び全国ネット枠となるのが(今春の改編で動きが無ければ)午後5時。それまでの"3時間30分"を独自編成しなければなりませんが、中途半端ですよね。
例えばテレビ東京系の2時間尺の単発の特番と1時間尺のレギュラーバラエティー番組の編成・・・というのはよくあるパターンだと思いますが、『あと30分』どうするか?ですよねぇ・・・。
今、30分尺で番販される全国ネットのバラエティー番組ってそうそう無いじゃないですか。テレビ朝日系列局の無い地域だと「じゅん散歩」・「食彩の王国」・「激レアさんを連れてきた。」等が想定されますが、テレビ東京の30分尺のバラエティー番組となると「男子ごはん」ぐらいしか想起出来ません。あとは、パワーテレビジョンやS-Field制作のスギちゃんとかグッチ裕三さん等が出演される"穴埋め番組"をやるとか・・・弱いなぁ。
既に正午台に他局系列の人気番組の時差ネット編成をしている系列局にしてみれば、よっぽどウマ味のあるスポンサーが付かない限りは『余計な新番組』と捉えられかねず、これだったらやはり「ウェークアップ」を続投した方が良さそうな気がしますが・・・。
編成面で喝!が多い上、これまであまりこの手の情報ワイドショー番組の出演歴が乏しかった小澤征悦さんの電撃起用も未知数で、「サタデーLIVE ニュース ジグザグ」なる「報道LIVE あさチャン!サタデー」(TBS系/'14~'17年)を想起させる番組名といい、色々とツッコミどころ満載・・・やっぱり「ウェークアップ」の方が良さそう?

日本テレビ系では今春の改編で「ゼロイチ」(写真)以来となる土曜正午台の生情報番組立ち上げも、「ゼロイチ」の悪夢再び?/(C)Nippon Television Network Corporation