TBSラジオ、無断でCM素材が差し替えられていた | VBCテレビブログ放送

TBSラジオ、無断でCM素材が差し替えられていた

TBSラジオは去る6月19日、CM素材が無断で差し替えられていたことを公表。社内関係者の対処と再発防止に向けた取り組みを行うことを表明しました。

同社は『TBSラジオにおきまして、CM素材の無断差し替えが行われた事実が判明しました。

当社の営業担当者が、2022年4月から2024年6月中旬にかけて、広告主より納品された複数種類のCM素材のうち、当初一部の素材の表現がCM考査において、放送には検討を要するとの意見が出された事から、独断でCM素材の進行表を書き換え、既にCM考査を通過した同広告主の別のCM素材が放送されるよう手配していました。

また2022年9月放送分以降は放送確認書を当該の営業担当者個人のパソコンで偽造し、当初指定されたCM素材が放送されたかのように報告していました。

現在、当社では当該営業担当者による他の不正の有無も含め調査を進めています。かかる行為は広告主の正当な利益を損ね、かつ放送局と広告主の信頼関係を著しく毀損するものです。

TBSラジオは今回の事態を重く受けとめ、詳細を精査の上、社内関係者に対して厳正に対処するとともに、今後このような事態を起こさぬよう、再発防止に取り組んでまいります。広告主様ならびに関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。

なお、本件広告主様のご意向により、広告主名の公表は差し控えさせていただきます。ご了承ください』と表明しました。

広告絡みの不祥事では、過去にもテレビでMRO北陸放送(TBS系)やSDT静岡第一テレビ(日本テレビ系)等でもありましたが、ラジオとはいえ在京キー局自らの失態だと根が深いですね・・・。

TBSラジオは一時期、聴取率がトップに躍り出る程好調だった時期もありましたが、近年は人気長寿番組の相次ぐ終了とその後釜が育っておらず低迷。当然、スポンサー離れも地方局側からのネット離れも顕著です。


広告は企業からの"ご厚意"であり、それを勝手に企業側の要望を無視して放送局側に都合良く塗り替えることはあってはならないことですが、TBSラジオも随分と堕ちましたね・・・。組織としてのモチベーションが落ちてくると、こういった低次元な過ちが起こりやすくなります。






局舎は立派でも組織は?なTBSラジオ。JRN系全国ネット番組も、めっきり減りました・・・。