アラーの使者 | VBCテレビブログ放送

アラーの使者

今回は、懐かし・・・と言いますか、かなり古いドラマ番組を特集!分かるのは、60歳台以上の方かなぁ~?

NET(現・テレビ朝日)系にて'60年7月7日から12月27日まで、全26話放送されました。(当然モノクロ番組)

放送時間は'60年7月のみ毎週木曜、'60年8月以降は毎週火曜の放送となり、何れも午後6時15分から6時45分までという、今では有り得ない時間帯に放送されておりました。

川内康範原作作品のドラマ化で、前番組だった「新 七色仮面」に続く川内康範原作作品のドラマ化ともなり、主演も引き続き"後の日本を代表するアクションスター"の千葉真一さんが担当しておりました。川内康範氏は、主題歌の作詞も担当しておりました。

'72~'73年にNET系にて放送された「愛の戦士レインボーマン」は、本作品を土台にして原作が執筆された作品でもありました。

放送時間帯が示すとおり?変身ヒーロー・冒険活劇モノ!

ストーリーは、中近東にあるカバヤン王国の王位後継者であるココナツ殿下(演・金子昭雄)とその妹であるマミイ(演・一条由美)は、隠された王国の秘宝を探しており、財宝の隠し場所は4枚の地図に記されておりました。

ココナツ殿下とマミイが財宝を狙う紅蜥蜴団に襲われ絶体絶命の危機に陥ったとき、白ターバンに白覆面の正義の味方「アラーの使者」が現れました!「アラーの使者」の正体とは・・・?

オープニングのクレジットタイトルでは"アラーの使者"の出演者を『?』と表記しましたが、「アラーの使者」の正体は"鳴海五郎"なる私立探偵であり、千葉真一さんが「アラーの使者」の衣装を着て演じておりました。

番組の設定上の国家として"カバヤン王国"、及び登場人物の"ココナツ王子"・"マミイ"のネーミングがありましたが、コレは番組スポンサーだった"カバヤ食品"の社名とその当時の主力商品だった"カバヤココナツキャラメル"、"マミービスケット"から取ったという、今やると確実に炎上必至な設定でした・・・。

制作は東映テレビ・プロダクションでしたが、かなり古い番組故、マスター映像素材は第1話と最終回(全部もしくは一部シーンのみ)が現存しているのみで、意外にも最終回の1シーンが「欽ドン!良い子悪い子普通の子」(フジテレビ系/'81~'83年)で紹介されたことがあったという。


今だと、企画そのものが通らなさそうな雰囲気のドラマでしょうが、当時の子供達は夢中になってハマッたんでしょうね。当時の子供は、純粋だったと。






井出達からして、今だと炎上必至か?「キイハンター」(TBS系/'68~'73年)で大ブレイクする前の千葉真一さんは、『ちいさなおともだち』向けの番組で活躍されておりました。/(C)川内康範・東映