ダブルスイッチ | VBCテレビブログ放送

ダブルスイッチ

今回も、コアなゲームを特集!セガ・メガCDソフトとしてセガから'95年3月24日に6,800円(税別)で発売された、末期のメガCDライクな実写取り込み画像による"ヴァーチャルシネマ"ゲーでした。

'93年4月23日に発売され、WAHAHA本舗の喰始氏が企画し、同じくWAHAHA本舗の久本雅美さんや柴田理恵さんらが声の出演を担当したアドベンチャーゲーム「スイッチ」の続編じゃないよ!

デジタルピクチャーズ制作で事実上の前作「ナイトトラップ」同様、建物(マンション)内に様々な仕掛けを施し"賊"の侵入を食い止める・・・というものです。

古アパート"エドワード・アームズ館"には、巨万の財宝が隠されているという噂があり、アームズ家の子孫であるエディは賊から館を守る為に、手の込んだセキュリティーシステムを導入。しかし、エディは何者かによって地下室に監禁されてしまい、プレイヤーはエディを救い出すのと賊から財宝を守るべく、監禁されているエディと連絡を取り合いつつ高度なセキュリティーシステムを作動させていく・・・というもの。

「ナイトトラップ」同様、監視カメラを切り替えつつ各部屋に設置されたセキュリティーシステム=罠を作動させていくのですが、各部屋に設置された罠の数には上限があるので、賊が出現する時間を完全に把握しておかなければならず、難易度は「ナイトトラップ」以上!

ヴァーチャルシネマならではの高いストーリー性、複雑に入り組んだアパートの住民、エディ監禁の謎、賊の招待等、海外ドラマを観ているかの様なミステリアスかつサスペンスタッチなゲーム展開はその筋のファンにはヨダレモノでしたが・・・。

'95年3月というとセガでは既に"サターン"が売り出され、ソニーのプレイステーションと激しいシェア争いを展開していた時期・・・市場での注目度も低く、ごく一部のコアなメガドライバーにしか注目されなかったという、不遇のタイトルでもありました・・・当局もワゴンセールで投げ売りされていたのを買ってきましたが、ほうぼうのショップで『ワゴンセールのおともだち』状態だったな・・・。


「ナイトトラップ」と違い日本国内では他機種への移植は無く、「ナイトトラップ」程の人気は出ませんでしたねぇ・・・「スイッチ」程の人気も・・・得られませんでした。






実写ゲームに定評のあったデジタルピクチャーズならではの一作!但し、難易度は高いゾ!/(C)SEGA 1994,1995 Portions (C)1993 Digital Pictures,Inc.