灯台だけの島!?久六島 | VBCテレビブログ放送

灯台だけの島!?久六島

青森県と秋田県の間に存在し、かつて両県で領有権を巡ってかなり激しいつばぜり合いが展開された末、青森県領となった日本海に浮かぶ絶海の孤島・久六島。

青森県の日本海側、JR五能線が通る艫作(へなし)半島の沖合い約30kmにある久六島は人の住めない岩礁群で、青森県の最西端の地でもあります。

一番大きいのが“上の島”で、その東北東にある岩場が“下の島”、そして南東へ250mの距離にあるのが“ジブの島”で、これらの島々を総称して『久六島』と呼びます。

上の島には、'59年に建てられた"久六島灯台"があり、航行する船の目印になっていることからこの岩礁だけを指して久六島と呼ぶこともあるという。他の“下の島”と“ジブの島”は海面に少しだけ頭を覗かせる岩礁です。

"久六"とは、最初にこの岩礁を見つけた人の名前だと言われております。

江戸時代には周辺の漁民が危険を冒して久六島に近づき漁をすることもあり、明治期になり漁法や漁船の性能が発達してくると次第に魚場争いが激化し、青森県と秋田県の間で帰属問題が論じられるようになり、なかなか決着がつかないまま両県の入会漁場となるも、'53年になってようやく青森県に編入されました。

久六島は対馬暖流の只中にあり、漁の対象となるイカ、ホッケ、アワビばかりではなく大物のマグロやブリ等も回遊しており、釣り師憧れの海域になっています。そして、時にはクジラやシャチも現われるとあってダイバーの間でも人気が高まっているという・・・。


とはいえ、"灯台しかない絶海の孤島"なので一般の人が訪れるにはハードルが高過ぎる地です・・・行ってみたい?






立派な灯台のみ存在する久六島。一般人が行くには、漁船等を手配しないと!/Copyright(C)日本の島へ行こう All rights reserved.