奇蹟・鬼籍の名俳優～小西博之

当局がリスペクトしている俳優を語るシリーズ。

今回は、"欽ちゃんファミリー"の一員として有名だったお方ですね。

'80年代前半から中盤に掛けて放送され大ヒットを飛ばしたバラエティー番組「欽ちゃんの週刊欽曜日」(TBS系/'82～'85年)で『コニタン』の愛称で人気を博したのはとても印象的でした。

大柄な体系で、ややぶっきらぼうな物言いで『コニタンです!』なるフレーズを発し、全体的にスマートな印象の面子が揃っていた同番組では極めて異色かつ独特の存在感を醸し出しておりました。

番組には欠かせない"三枚目"のキャラクターでしたね。コニタンも欽ちゃんの厳しいオーディションを勝ち吹いてレギュラーの座を射止めたのですが、当時の欽ちゃんの眼力も特筆モノでした。

「欽ちゃんの週刊欽曜日」での活躍ぶりが評価されたか、「ザ・ベストテン」(TBS系/'78～'89年)で久米宏さんの後任として司会も担当。

俳優としても様々なドラマ・映画に出演されましたが、当局的には「私鉄沿線97分署」(テレビ朝日系/'84～'86年)の松元良平刑事役、映画「はぐれ刑事純情派」(東映系/'90年)の大沢和也役(テレビシリーズにもゲスト出演)等が特に印象に残っております。

「欽ちゃんの週刊金曜日」で共演していた清水由貴子さんとはデュエットソング　♪銀座の雨の物語　は、番組のヒットと共に歌もヒットしほうぼうの音楽番組にも出られるようになった一方、相方の清水由貴子さんからは色々とお小言を頂戴し、お陰で天狗にならずに済んだという。かなり生真面目なお方だったようですね・・・故に、思い詰めてしまわれたのでしょうが・・・。

余談ですが、B面は♪佐藤のB面です -銀座の雨の物語-　でした。


その後、離婚されたり大病を患ったりと私生活面で色々とご苦労されたコニタンでしたが・・・。





コニタン(写真右)。独得の存在感があったお方でした。/(C)国際放映