驚!NHK、平日午後1~6時迄生帯枠編成へ! | VBCテレビブログ放送

驚!NHK、平日午後1~6時迄生帯枠編成へ!

NHK総合では、'24年春の番組改編で平日(月~金)午後1時から6時迄5時間もの長尺による生情報番組・「NEWSOON」を編成するという。

更に午後6時からの定時ニュースやローカルニュース、午後7時からの「NHKニュース7」を合わせ、午後7時30分迄ナンと6時間30分もの生放送枠になります。

新番組は全国54カ所を拠点として情報収集し、同時間帯にワイドショーやニュースを放送する民放各局に殴り込みをかける形となり、関係者の話を総合すると、午後1~3時を大阪放送局、午後3~6時を東京放送局が制作。それぞれのスタジオから全国ネットで情報を発信し、その日のニュースをしっかりと取り上げつつ、視聴者にとって役立つ生活情報や知識を、同局が持つ過去のコンテンツを放送するなどして届けるという。

平日の午後は、主に民放各局の生放送番組の時間帯ですが、NHKでは現在、午後1時5分からの「列島ニュース」と、午後5時からの「ニュースLIVE!ゆう5時」と定時ニュースを除いて、過去の「連続テレビ小説」やバラエティー番組などを再放送編成しておりますが、NHK関係者は『視聴者にとって大事な情報を届ける為、臨機応変に対応出来る様生放送枠を設置した』と説明。

民放関係者は『NHKの豊富な全国ネットワークに民放は太刀打ち出来ません。既に各局の4月改編は固まっていますが、10月以降は何らかの対応を考えることになるのでは』と話し、NHKの超大型改編は放送業界に大きな影響を与えそうだという。

近年のNHK総合は、通常編成を変更して報道特番編成にする機会が大幅に増えつつありますよね。今年は元日早々、最大震度7の能登半島地震が発生し今も尚、平日正午台に震災関連特番が放送され続ける等、『有事に強いNHK』というブランドイメージすら確立されつつあります。

平日午後に6時間半もの生帯情報番組枠が設けられれば有事の際の情報収集という観点からは視聴者にとっては大変心強い存在にはなるのでしょうが、これまで平日午後に生帯番組を編成してきた在京民放局にとっては商売あがったりになる恐れも生じます。それこそ『NHKの肥大化』が指摘されかねない編成です。

NHK総合では以前から平日午後は再放送編成がメインも、近年は突発的な報道特番の編成をはじめ国会中継、大相撲中継等でなかなかレギュラー編成が行われにくい状況になりつつあり、いっそのこと平日午後をまるまる生帯枠にするのはむしろ自然な流れなのかもしれませんが・・・。


ただ、これといった事件・事故が無い場合は"ネタ探し"が大変でしょう。下請け会社のスタッフ等の酷使ぶりに拍車が掛かる恐れも否めず、常に新しい情報を欲する視聴者には朗報も、懸念材料が多く感じられる編成ですね・・・。






'90年代初め頃はNHK総合でも"帯アニメ"枠が編成されていたこともありましたが、今はもう無理か?(写真は「ポコニャン」)/(C)1993 藤子・F・不二雄・NHK・NHKエンタープライズ・小学館・角川映画