惜別!野球人'23~広島 | VBCテレビブログ放送

惜別!野球人'23~広島

昨年限りでチームを去った選手を取り上げるシリーズ。今回は、広島東洋カープ編。(育)は、育成契約選手です。

岡田 明丈 投手→戦力外~育成再契約
薮田 和樹 投手→戦力外~オイシックス新潟へ移籍
一岡 竜司 投手→引退~球団アナリスト
ドリュー・アンダーソン 投手→自由契約
藤井 黎來 投手→戦力外~育成再契約
中村 祐太 投手→現役ドラフトで西武へ移籍
ニック・ターリー 投手→自由契約~楽天ヘ移籍
ライアン・マクブルーム 内野手→自由契約
三好 匠 内野手→引退~一軍内野守備走塁コーチ
マット・デビッドソン 内野手→自由契約
西川 龍馬 外野手→オリックスへFA移籍
(育)行木 俊 投手→戦力外
(育)中村 来生 投手→戦力外
(育)木下 元秀 外野手→戦力外~オリックスと育成契約

薮田は'17年には15勝を挙げて最高勝率投手のタイトルを獲得も、その後は怪我もあり完全に低迷。トライアウトを受けて、辛うじてオイシックス新潟に拾われましたが・・・。'17年だけでしたね、良かったのは。

中継ぎ要員も近年は目立った成績を残せなかった一岡は晴れて現役引退となり、球団アナリスト?アドバイザー的な位置付けか?同じく現役引退となった三好はまだ33歳と若いものの、引退後即コーチ就任へ。楽天時代から『守備の人』だっただけに、後進の指導に期待したいものです。

'16年ドラフト1位右腕の岡田と、'20年シーズン途中に育成枠から晴れて支配下選手登録された藤井は、育成契約に格下げ。岡田は'21年秋の右肘手術後のリハビリからなかなか抜け出せず、藤井は支配下選手登録後なかなか一軍定着出来ていなかったことからの育成契約へ・・・。

現役ドラフトでは、広島ではなかなか一軍登板機会の巡ってこなかった高卒入団10年目の中村祐太が西武へ。二軍では昨季、28試合の登板で防御率1.08と好投したので、西武移籍が吉と出るか?

和製大砲の西川は、『パ・リーグの野球がしたい』とオリックスへFA移籍。パ・リーグも随分とブランドイメージが高まりましたね。数年前には、ヤクルトの山田もパ・リーグでのプレイを模索したことがあり、かつての様にドラフト指名選手がパ・リーグを敬遠する様な向きは無くなりつつあるのかもしれません。

外国人選手では、来日2年目に成績がガクッと下がったアンダーソン、マクブルームが揃って退団。マクブルームは、年俸1億9,000万円で70試合出場の打率.221・6本塁打と大幅に期待を裏切りました。一方、ターリーは左の中継ぎ投手が不足気味の楽天が獲得。『ポスト・松井裕樹』とまではいかないかもしれませんが、昨季は44試合7勝1敗1S・防御率1.74と数字は残しましたからね・・・但し、今季で35歳になるのとやや安定感に欠ける投球を露呈することがあり、どう出るか?

新外国人のデビッドソンは、112試合で19本塁打を放つも120三振も喫し打率も.210と確実性に欠け、1年で放出。

育成契約選手では、木下 元秀のみ辛うじてオリックスに拾われたか・・・。ルーキーイヤーの'20年は二軍で60試合に出場して打率.180も7本塁打を放ち長打力に期待されるも、'23年は二軍ですら69試合で打率.209の本塁打ゼロだったからなぁ・・・前途多難だよ。


広島は、移籍選手が多いのが特徴的ですね。厳しい練習の賜物か?