'23メディア界十大ニュース!~8・7位 | VBCテレビブログ放送

'23メディア界十大ニュース!~8・7位

当局の独断と偏見で、'23年のメディア界の10大ニュースを発表!今回は、8位と7位の発表です。

8位・NHKで「プリキュア」?'24年からは「響け!ユーフォニアム」も!NHK『民放アニメの横取り』続く!

タダでさえ肥大化が指摘されるNHKですが、"ジャパニメーション"等と言われて久しい日本のアニメ産業においても、NHKの肥大化を痛感させられる動きがありました。

テレビ朝日系にて'04年から続く人気ヒロインアニメシリーズ「プリキュア」が、遂にNHKでも放送されるようになりました・・・といっても、過去のシリーズのリピート放送ではなく"完全新作"!

今秋から「キボウノチカラ~オトナプリキュア'23~」がEテレにて放送開始されました。'07~'09年に掛けて放送された「Yes!プリキュア5」・「Yes!プリキュア5GoGo!」の登場人物らが大人に成長した姿を描く新シリーズで、テレビ朝日系列局以外で唯一時差ネット編成を続けるBSS山陰放送(TBS系)を除いてテレビ朝日系列局の無い地域では久し振りに「プリキュア」が地上波で拝める有難い編成となりましたが、まだ「プリキュア」シリーズが継続放送され続けているさなかのでのNHK Eテレでの放送は、『やり過ぎ』な感も抱きます。

来春からは「響け!ユーフォニアム」の新作もNHKで放送されるそうで、近年「進撃の巨人」や「ラブライブ!」等、地上波民放局で放送されたアニメの新シリーズをNHKで放送するケースが増えつつありますね。

"全国区"のNHKでの放送は地方在住のアニヲタ的には『あっぱれ!』でしょうが、こういった部分にも民放局では太刀打ち出来ないNHKの潤沢な制作資金をも痛感させられますし、それこそ『NHKの肥大化』を感じずにはいられません。

この調子だと、地上波民放局きってのドル箱アニメシリーズだった「ルパン三世」、「機動戦士ガンダム」、「美少女戦士セーラームーン」、「鬼滅の刃」、「ドラゴンボール」等も、NHKが手を出す可能性もあるのではないでしょうか?

かつて、NHKで地上波民放局のアニメ放送というとBS波でのリピート放送専門でしたが、今や昔か。

7位・"週刊ザテレビジョン"廃刊へ・・・

'82年に創刊し、"週刊TVガイド"(東京ニュース通信社・刊)と並ぶ、テレビ週刊誌の定番誌だった"週刊ザテレビジョン"(KADOKAWA・刊)が、3月1日発売号をもって廃刊となってしまいました。

その後は月刊誌の"月刊ザテレビジョン"と統合したものの、"全国津々浦々の放送局"をフォローしていた週刊ザテレビジョンに対して月刊ザテレビジョンは『一部地域の放送局のみの対応』に留まり、かなりトーンダウンしてしまった感が否めません。余談ですが当地(秋田県)では地元局のラテ欄の掲載が無いことからあまり流通しておらず、入手困難です。

言うまでもなく近年の書籍業界の不況のあおりをモロに食らい、更にEPG(電子番組表)の普及と若年層を中心とした"テレビ離れ"から週刊ザテレビジョンも発行部数を大幅に落とし続け、広告出稿量も激減してしまっていたのが廃刊の元凶でしたが、"レモン"片手に芸能人・著名人がポーズをとる表紙が印象的ではありましたけどね・・・。

当局の様なコアなテレビフリークとしては『マストバイ』アイテムの1つであり、毎号目を皿の様にして赤ペンチェックし続けたものですが、結局"週刊TVガイド"ヘ鞍替えせざるを得なくなってしまいました。

しかし紙質がやたら良いグラビアページがメインで肝心要のラテ欄は紙質がかなり悪い上、掲載バランスもかなり悪い!ページ数も少なく、それでいて490円(税込)とお値段もなかなか・・・かつての様な、読み応え満点の紙面だった面影はこれっぽっちもありません。

週刊TVガイドもやがて淘汰される可能性が高いとは思いますが、月刊誌だと月の最後は『番組は未定です』表記がやたらと多くなり、使い勝手が悪いです。この年末のラテ欄が掲載された号だと、ほぼ終日"白紙"のラテ欄ばかりが掲載されており『メモ用紙でも売っているのか?』と感じられた程!

今はEPGから簡単に番組予約録画が出来るのでしょうが、当局、過去にケーブルテレビ局から貸与されたSTB(セットトップボックス)からEPGで番組予約録画したところ、何故か『放送番組の内容が変更されたので予約はキャンセルされました』等というメッセージと共に番組予約がキャンセルされてしまい、当局が観たかった番組が観れらなかったという事があり、以後、テレビ雑誌で確認した上で"放送日時等直接入力で"番組予約録画をする様になったので、テレビ雑誌は絶対に欠かせなかっただけに、痛い廃刊でした。


次回(12月15金0:00~)は、6~5位の発表!






「キボウノチカラ~オトナプリキュア'23~」より。ブンビーさんだけは容姿が変わってなくて一安心しました。/(C)2023 キボウノチカラ オトナプリキュア製作委員会






週刊ザテレビジョン最終号。週刊TVガイドも『明日は我が身』か?/(C)KADOKAWA CORPORATION 2023