奇蹟・鬼籍の名俳優~関谷ますみ | VBCテレビブログ放送

奇蹟・鬼籍の名俳優~関谷ますみ

当局がリスペクトしている俳優を語るシリーズ。

当局的には「特捜最前線」(テレビ朝日系/'77~'87年)の高杉幹子巡査役が印象的なのですが、他は・・・。

「特捜最前線」の婦警役は"サブ"的な位置付けで存在感が乏しかったのですが、高杉婦警は最も出演機会が多く中には高杉婦警がメインを張る様なエピソードも作られた程で、歴代の婦警の中では最もインパクトのあるキャラクターでした。

モトをたどれば、西田敏行さん演じる高杉刑事の"従妹"という設定で登場。番組開始から出演してきた西田敏行さんがハードスケジュールで泣く泣く番組降板の憂き目に遭った後を受けての起用でしたが、むしろ高杉刑事を上回る人気を博したという。

しかし、高杉婦警も最終的には農協(現・JA)に勤めている青年からの3年越しのプロポーズを受けたことと、病弱の母の面倒を診る事を理由に特命捜査課を退職。その直後の'86年、関谷さん自身も小中学校時代の同級生と結婚し芸能界からスッパリと引退。

その後は、ご主人と共にベルギーチョコレート専門店と旅行代理店を経営しているという。

当時の女優は、結婚→芸能界引退という流れが定着していた時代でもありました。近年は、こういった流れは廃れましたけどね。

'11年からは「われら青春!」(日本テレビ系/'74年)で共演した青木英美さんと共に『われら青春!女川復興支援隊』を旗揚げし、東日本大震災復興支援活動も行なわれたという。


女優としては色々な作品に出られたものの、やはり「特捜最前線」の"カンコ"こと高杉婦警役の印象が強いです。






「特捜最前線」の高杉婦警役を演じられた関谷ますみさん。「特捜最前線」の紅一点として人気を博しました。/(C)東映