奇蹟・鬼籍の名俳優~角野卓造 | VBCテレビブログ放送

奇蹟・鬼籍の名俳優~角野卓造

当局がリスペクトしている俳優を語るシリーズ!

今回は、"橋田ファミリー"の雄として君臨されたお方で、長きに渡り「橋田壽賀子ドラマ 渡る世間は鬼ばかり」(TBS系/'90~'19年)で小島勇 役を演じられ続けたのが大変印象的でしたが、当局の視点は別のところにありました。

当局が最初にその名を知ったのが、バラエティー番組「欽ドン!お友達テレビ」(フジテレビ系/'86年)の"教師コーナー"。田舎の分校の職員室を舞台にしたコントコーナーで、毎回『文学座から来てお笑い界にさまよっている男』とのヒドい紹介文と共に角野卓造さんが出演されておりました。

角野さんは欽ちゃんと共に教師役で出演し、生徒役の山口良一さんが職員室を訪れて教師に毎回様々な質問を投げかけ、最後に『正体不明、ナゾの女教師』として出演された水野久美さんが"オチ"的にセリフを吐く・・・という展開でした。角野さんは当然、バラエティー番組の勝手が分からずに毎回、戸惑いつつ出演されていたのが大変印象的で、その戸惑いぶりを欽ちゃんと山口良一さんにツッこまれる・・・というのがパターンでした。

"素人いじりの帝王"だった欽ちゃんならではの演出でしたね。角野さんの"孤立ぶり"が際立っていた番組でもありました。

その後暫く経ってから近藤春菜さんと各種バラエティー番組で絶妙な"絡み"が散見されましたが、「欽ドン!」の頃はバラエティー番組が肌に合わなかったか「欽ドン!」終了後は本業の役者活動に専念。

近年では「月曜プレミア8」(テレビ東京系)枠内で放送された「十津川警部の事件簿」シリーズで亀井刑事役を演じられましたが、やはりちょっと違う様な・・・。

まだ当局も、「十津川警部の事件簿」シリーズは全話視聴した訳ではありませんでしたが・・・。


"コメディアン"としての角野さんも、もう一度観てみたかったものです。






「欽ドン!お友達テレビ」の角野卓三さん(写真左)と水野久美さん。当局的には"ツボ"でしたが、視聴率はパッとせず・・・。/(C)Fuji Television Network, Inc.