竹島の日'23 | VBCテレビブログ放送

竹島の日'23

本日は竹島の日です。

日本固有の領土・竹島(島根県)が、戦後のドサクサに紛れて韓国に不法占拠されてから半世紀以上も経ってしまいましたが、竹島問題についての国民世論の啓発を図るべく設けられたものの、北方領土問題同様日本国民の関心度も高くなく国側も正直問題解決に向けての機運が盛り上がっているとは到底思えません。

猫の額ほどの広さでも領土問題については絶対に妥協してはならないと言われておりますが、人里離れた離島への関心度の低さはイコール地方への関心度の低さにも直結していると思います。地方の過疎化と東京一極集中に歯止めが掛からない日本が抱える病巣の一端をも垣間見る思いです。

韓国とは"民"レベルでの盛り上がりは極めて高いものの、政治面では竹島問題をはじめ従軍慰安婦問題や徴用工訴訟問題等、本来だと'65年の日韓国交正常化の際に解決した筈の問題がむしり返され、膠着状態に陥っておりますが、韓国曰くの『戦後処理』ならば日本が竹島に関して受けた"被害"もまた解決されなければならない問題です。

戦後、竹島近海では韓国軍によって40人以上もの日本人が殺され、4,000人近い日本人が韓国に不法に抑留され、日本の海上保安庁の巡視船も銃撃を受けました。それについて、日本国民が納得いく形での問題解決には至っておりません。

人里離れた岩だけの絶海の孤島では関心も乏しくなるのかもしれませんが、特に竹島の属する島根県及びその周辺地域での漁民にとっては日々の生活をも直撃する深刻な問題です。

現状では韓国の警察隊が常駐しうかつに日本人が上陸出来ない"日本領なのに日本人が入れない土地"と化してしまっておりますが、領土問題で甘い顔をしていると中露にも付け入るスキを与えてしまいます。

特に太平洋の覇権制覇を目指す中国については、現時点ではあくまでも『民間人』が購入したとされる無人島・屋那覇島(沖縄県)が場合によっては竹島の二の舞となる可能性が否定できず、屋那覇島が太平洋進出の重要な拠点となる恐れもはらんでおります。が、現状の日本の法律では『何も出来ない』というのが竹島の不法占拠で白日の下に晒されてしまっており、これ以上領土問題で甘い顔は出来ません。


『大事な隣国』と声高に主張するならば、韓国側の顔色ばっかり伺うのではなく、日本も主張すべきところはシッカリと主張し、日本単独でも国際司法裁判所に提訴し国際社会の世論にも訴えるべきです。被害者である我が国が国際法規を遵守しない盗っ人国家の顔色を伺う様な朝貢外交は、いい加減止めて貰いたいものです。






韓国に『ヤラれ放題』の竹島。日本の官邸中枢部は問題提起されるのをむしろ嫌がっている?/(C)2008-2023 Japan Business Press Co.,Ltd.