X'マスは凄惨なラストの「School Days」が定番化している説 | VBCテレビブログ放送

X'マスは凄惨なラストの「School Days」が定番化している説

当ブログ放送の運営元であるサイバーエージェントが、テレビ朝日と組んで展開している動画配信サイト・AbemaTVでは、例年クリスマスイブになると凄惨なラストが特徴的だったアニメ「School Days」(tvkテレビ神奈川ほか/'07年)の集中放送が常態化しております。

せっかくのクリスマスイブの夜に、番組ラストに高校生の主人公キャラ同士が三角関係のもつれから血みどろの壮絶かつ悲劇的な終幕を迎えるアニメをやるのも随分と性格が悪い編成ですが、ここ数年来の恒例編成になっておりますね。

「School Days」については当ブログ放送でも複数回取り上げてきましたが、高校1年生の主人公・伊藤真(声・平川大輔)が、片思いをしていた桂言葉(声・岡島妙)と恋人関係になるも、この恋を仲介してくれた西園寺世界(声・河原木志穂)と"一線を越える"関係になったばかりか、他の複数の女性とも肉体関係を持つ様になってしまった挙句、西園寺世界を妊娠させてしまい、西園寺世界に堕胎を迫ったことで西園寺世界が逆上し伊藤誠を刺殺!我を失った桂言葉は、今度は西園寺世界を刺殺!!

完全に精神状態を病んだ桂言葉は伊藤誠の生首を抱いて一人、ヨットの甲板に横たわる・・・という、深作欣二・佐藤純弥両氏が構成を手掛けた刑事ドラマのラストばりの壮絶なオチに、地上波では最終回の放送が不可能になってしまったという、いわくつきの作品でした。

特に最終回は流血シーンや刺殺シーンが大変リアルに描かれており、現在の放送倫理規定からは当然、マズい演出ではありました。実写でもマズいかもしれません。

Abema TVでは'16年のクリスマスから毎年放送し続けているので、すっかり定番化してしまっております。アクセス数も『さらに倍!』(by大橋巨泉)で当局も過去にアクセスして観ようとしましたが、あまりにも多くの視聴者が殺到したのか画面が固まりまくりで観る事が出来ませんでした。


クリスマスイブの夜に、凄惨な幕引きのアニメでトコトン落ち込みたい・・・という、ハードかつストイックな視聴者は是非アクセスしてご覧頂きたいです。







凄惨な最終回となった「School Days」。しかしAbema TVではクリスマスイブの定番番組だったりします。/(C)STACK・School Days製作委員会 2007