奇蹟・鬼籍の名俳優~古手川祐子 | VBCテレビブログ放送

奇蹟・鬼籍の名俳優~古手川祐子

当局がリスペクトしている俳優を語るシリーズ。

今回は、今や"大御所"女優でもあろうお方です・・・と言いますか、近年あまりお見掛けしない?大分県出身で、今年で62歳ですか・・・。同じく俳優の田中健さんと'86年にご結婚も、13年で離婚されたんですよねぇ・・・。

意外にも?歌手活動もされていたのですが、その関係からか?「シオノギミュージックフェア」(フジテレビ系)で'88年から7年半に渡って司会も務められていたという・・・そうでしたか。当地のフジテレビ系列局(AKT秋田テレビ)では未ネットだったので、一度も拝めませんでした。

当局的には、「西部警察」(テレビ朝日系/'79~'82年)で大門部長刑事(演・渡哲也)の妹・大門明子役として出られていたのがとても印象的でした。

同じ石原プロ制作の刑事ドラマだった「大都会 闘いの日々」~「大都会 PARTII」(日本テレビ系/'76~'78年)でも渡哲也さん演じる黒岩頼太刑事の唯一の肉親でもある妹(黒岩恵子/演・仁科明子)の設定があり、こちらは渋谷パルコの婦人下着売り場の店員→ファッションデザイナーという人物設定でしたが、「西部警察」で古手川祐子さん演じる大門明子は劇画系の漫画家という設定でした。

命知らずな大門部長刑事に負けず劣らず向こう気の強い性格の女性役を好演され、犯人のモンタージュ作成に少なからず協力したりしたことも。ただ、クスリに関しては『今度覚醒剤とか持ってきてよ』・『頭がスッキリする』等と非常に無責任な発言が多かったのも特徴的でした。

番組開始から3年に渡って出演し続け、男臭の強い番組に貴重な風を吹き込んでいた貴重な存在でしたが、当時既に人気女優としての地位を確立させつつあったことからのハードスケジュールで、石原プロ側が続編(「西部警察PART-II」)への出演交渉のタイミングを失い、あえなく降板。

「西部警察PART-II」では引き続き大門明子の設定は維持されたものの、漫画家から幼稚園の保母さんという設定に変更されてしまい、演じられていた新人女優・登亜樹子さんの知名度も重なり存在感は激減してしまいました。


渡哲也さん演じる大門部長刑事との丁々発止のやり取りも見ものだった初代「西部警察」における古手川祐子さんだっただけに降板は実に残念でしたが、近年は激太りされてしまいすっかり容姿が変わられてしまったようですね・・・こちらも残念です。






「西部警察」時代の古手川祐子さん(写真左)と渡哲也さん。兄妹の丁々発止のやり取りが見ものでした。/(C)石原プロ