魔法のエンジェルスイートミント | VBCテレビブログ放送

魔法のエンジェルスイートミント

テレビ東京系にて'90年5月2日から'91年3月27日まで全47話、毎週水曜午後6時から6時30分まで放送された魔女っ子アニメを特集!

「魔法のプリンセスミンキーモモ」(テレビ東京系/'82~'83年)の制作で名を馳せた制作プロダクション・葦プロダクション制作による魔女っ子アニメでしたが、『ちいさなおともだち』よりも『アニヲタ』受けする演出も散見された「ミンキーモモ」に比べると、より『ちいさなおともだち』向けの施しがされた、テレビアニメの原点回帰的な作風が印象的でした。

魔法の国の女王後継者・ミント(声・笠原弘子)は、魔法の国の王位継承者のしきたりとして12歳になると人間界の困っている人達に幸せの種を蒔き、魔法の国の虹色の谷の花々の色を取り戻していく"魔法のエンジェル"として修行に行かなくてはならない掟に従い、人間界のトアールタウンへ。

人間界では、ミントの実父である魔法の国の国王(声・辻村真人)の実姉に当たる、魔女の大先輩であるハーブおばさん(声・丸山裕子)が経営している"しあわせショップ"を舞台に、お供のワッフル(声・渕崎ゆり子)、ミントの修行の助っ人に選ばれた二人の友人プラム(声・佐々木望)とナッツ(声・玉川紗己子)、そしてミントの正体を知らされていない男の子・タクト(声・渕崎ゆり子)らと、"しあわせショップ"に訪れるお客様を幸せに導くべく日々奮闘します。

歌手としても名高い笠原弘子さんが主題歌を担当していましたが、オープニング歌詞には主人公・ミントの年齢を高々と歌い上げるくだりがあったのが特徴的でした。

メインスポンサーだったタカラ(現・タカラトミー)は'89年まで放送され、関連玩具が空前の大ヒットを飛ばした「ひみつのアッコちゃん」(第2期/フジテレビ系/'88~'89年)に続く魔女っ子アニメのメインスポンサー番組でしたが、「スイートミント」はネット局が極めて少なく(テレビ東京系列局以外ではMMTミヤギテレビとMTV三重テレビ放送でのみ時差ネット)一般的にはマイナーな作品になるのかもしれませんが、作品的には大変『ピュア』な毒味が一切無い、正統派の魔女っ子アニメとして文科省から推奨されてもおかしくない位の『真面目な』アニメでした。


今だと、『NHKですらやらない』路線か。もっとこういったアニメ、やって貰いたいなぁ。ハデさは無いけど心が洗われます、ホントに!






放送当時発売された"ぬりえ"より。悪人が殆ど出てこない、過激な格闘シーンが無い、イジワルな演出が無い等、本当にピュアな作風!今だからこそ観たいアニメかと。/Copyright (C) ASHI PRODUCTIONS CO.,LTD. All rights reserved.