何故ヤクルトは背番号34を永久欠番にしないのか? | VBCテレビブログ放送

何故ヤクルトは背番号34を永久欠番にしないのか?

通算400勝を挙げたプロ野球界最大の名投手・『カネやん』の愛称で親しまれた金田正一さんが旅立たれました。(享年86)

ついこの前まで「サンデーモーニング」(TBS系)のスポーツコーナーにも出られていた位で、『元気』と書いて『カネやん』と読ませるのでは?と思える程、元気さが感じられる方だったので『まさか』という思いでした。

現存している東京ヤクルトスワローズの前身球団の国鉄スワローズで球団創設元年の'50年から'64年までの間、353勝も挙げ、更に通算でも38本塁打も放つ等、今でいう大谷翔平ライクな活躍ぶりでした。

国鉄に15シーズン在籍し、後に巨人へ移籍して引退。通算20シーズンで400勝298敗というもはやマネの出来ない数字を残し、そしてロッテの監督も2度8シーズン務めました。監督時代は"カネやんダンス"をはじめ数々のパフォーマンスも印象的でしたが、当地(秋田市営八橋球場)で'91年に開催された対近鉄戦ではジム・トレーバー選手に蹴りを入れたのも印象的でした。

ただ、ヤ党的に大変疑問だったのがカネやんの訃報について、国鉄スワローズの後継球団である東京ヤクルトスワローズの球団公式ホームページ(HP)には一切報じられていないこと。

更に、カネやんの背番号34は巨人でこそ永久欠番なのに、ヤクルトでは永久欠番ではありません。割と『ど~でもいい』外国人選手や移籍選手が付ける、極めてカルい番号に成り下がってしまいました・・・。

確かに国鉄時代のカネやんは超ワンマンカーで、『金田天皇』とも称された程。監督よりも偉かったそうですが、それだけ『カネやんに続くロクなプロ野球選手が居なかった』というキビしいチーム事情もありました。

今も山田哲に続くロクな選手が居ませんが、それでも球団史上最多の353勝も挙げた投手の背番号を何故、永久欠番にしないのか?チーム初優勝監督の廣岡達朗氏も『伝統を分かっていない証拠』だとヤクルト球団を罵倒していましたが、当局も激しく同意します!まず、ヤクルト球団は『伝統』どころか『プロ野球』そのものを分かってない!だからドン底最下位になるんですよ。

今の背番号34は山田大・・・"左腕"だけはカネやんと共通していますが、それだけ。これから353勝も挙げられる様な存在になれるとは到底思えません。35勝も厳しいか?

我の強い性格故、色々と衝突もあったとはいえ、それでもスワローズ球団史上最多の勝利数を挙げ、退団後もOB会には出席していたので完全にケンカ別れで終わった訳でもなさそうなのですが・・・その割に、『レジェンド』に対する扱いがあまりにも"おそ松クン"です。


ホント、ヒドいチームだよね・・・ヤクルト球団って。






国鉄時代のカネやん。兄弟の高義・星雄も国鉄でプレーも一度も一軍昇格機会が無かったという。/Copyright (C) 2019 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.