無理してまでワイドショーをやる必要、ある? | VBCテレビブログ放送

無理してまでワイドショーをやる必要、ある?

低視聴率が続いていた「ビビット」(TBS系)が今秋の改編でついに打ち切りが決定し、目下、新番組立ち上げの為に水面下で動いているという話ですが、正直『これ以上、ワイドショー番組って必要ある?』という事です。

裏チャンネルも総じて、生放送のワイドショー番組ばかり。当然、司会者やコメンテーターは番組によって異なりますが、どれも似たり寄ったりな内容に終始しがちです。NHK総合はゲストとのトークに力点が置かれた「あさイチ」でしたが、この手法はそれこそかつてTBSが長きに渡って放送してきた「はなまるマーケット」('96~'14年)の手口でした。

皮肉にも、民放局とは一線を画した「あさイチ」が視聴率争いで善戦しているという・・・。民放各局は、逆に似たり寄ったりな番組で少ないパイを奪いあっているという"消耗戦"を展開しております。

"最後発"のTBSが再びワイドショー番組争いに参戦して勝利を収めるには、"よっぽど"の司会者・コメンテーターを起用して、他局とは視点を変えた番組構成にでもしないと勝ち目は乏しいでしょう。それだけ現状の「ビビット」が他局との差が顕著な為、割り込む余地が無いということです。

そうなると、別に無理してまで再度ワイドショー番組を立ち上げる必要ってあるのかと?

テレビ東京は"韓流"ドラマ枠が長く続いています。現状の日韓間の関係を思うと当局的には『歓迎されざる』ものがありますが、一定程度の固定ファンを獲得しているのでしょう。そうなると『ドラマのTBS』の看板ブランドを、今こそ活かすべきなのではないでしょうか。

過去のドラマに関しては、枚挙にいとまがない局・・・BS・CS波でもリピート放送され続けている反面、地上波では平日だと早朝4時頃から午後7時迄延々と生帯番組が編成されていることから、とてもドラマの再放送を編成する余地がありません。

しかし、制作費が掛かる割に視聴率が振るわないワイドショー番組を立ち上げる位なら、過去の人気ドラマの再放送枠にでもした方が、おカネも掛からないし良いのではないかと思います。

チャンネル数の少ない地方系列局だと、『ここぞとばかりに』他局系列のワイドショー番組でも同時ネットされるがいいでしょう。水曜ゴールデン帯(午後7~9時台)、地方系列局に好き勝手な編成を許容している現状のTBSならば、別にどうってことはないのでは?


横並びの編成ばっかりではなく、他局との差別化も前面に推し出していかないと競争厳しい現代では生き残っていけないし、テレビ離れも益々拍車が掛かるのでは?






今の視聴者のみならず、テレビ業界関係者にも『生きた教材』になりうるであろう伝説のドラマ「キイハンター」(TBS系/'68~'73年)等といった『ドラマのTBS』の王道をいくドラマを再放送した方が、はるかにマシかと?TBSだと、地方系列局では再放送の定番番組の「水戸黄門」シリーズ(TBS系/'69~'11年)の再放送枠復活でも良いけどね。/(C)東映