幻のIBC岩手放送秋田支局 | VBCテレビブログ放送

幻のIBC岩手放送秋田支局

TBS系列局の無い当地(秋田県)では、JNNとしての取材は隣県のIBC岩手放送が対応しておりますが"支局"レベルではありません。

同局の取材クルー数名が秋田市内の某マンションに駐在しており、有事の際に対応するという何とも心細い対応です。他の民放局(テレビ東京を除く)は系列局の無い地域には曲りなりに支局を設けて取材対応をしているのを思うと、いかに秋田県を軽視しているのかが伺われます。

しかし、'90年代半ばにはIBC岩手放送"秋田支局"が存在していたという・・・。

'90年代半ば、秋田市山王5丁目に開設。株式会社サンワ、アキタパークホテルのある十字路の影に一軒家みたいな佇まいで存在しておりましたが、キッチリと"IBC岩手放送秋田支局"と青字で書かれた白い看板が設置されておりました。

しかし'99年頃に同市高陽幸町1-25の高陽幸町ビルに移転。その移転間もなく、知らぬ間に廃止されてしまったという・・・。

当時、秋田県庁記者クラブにも所属しており、IBC岩手放送専用の記者席も用意されておりました。

広大な面積の秋田県全体を取材するには、やはり"支局"対応の方が良いのかとは思われますが、経費削減の一環なんでしょうね。

めったに拝めませんがIBC岩手放送も秋田市内に"お天気カメラ"を設置しており、秋田港に設置しているという。

IBC岩手放送(テレビ)では、割と秋田県の酒造メーカーのコマーシャルも散見されるので営業力の強化という観点でも、支局扱いの方が得策かとは思います。

秋田県の面積(11,637.52km2)よりも遥かに小さい福井県(4,190.49km2)ですら、地域によってMRO北陸放送(嶺北地区)とMBS毎日放送(嶺南地区)と2局体制で取材をしているので、IBC岩手放送の取材スタッフ数名が全国6位の広大な面積を誇る秋田県全体を取材をするのも難儀かとは思われますけどね・・・。


当局、最初の支局の場所の前を幾度となく通っており、行こうかとも思うも結局行きそびれてしまったのが惜しまれます。






IBC岩手放送のロゴ。この字体の看板がIBC岩手放送秋田支局の前に設置されておりました。/Copyright(c) 1998-2018, Iwate Broadcasting, Co.,Ltd.