辛い・・・「3時間SP」 | VBCテレビブログ放送

辛い・・・「3時間SP」

ここ最近、随分と「3時間SP」が増えてきたように思います。

テレビ朝日は以前から多かったのですが、ここにきてTBS・フジテレビも追随する様に「3時間SP」が多くなってきたように感じます。

「2時間SP」は以前からちょくちょく散見されており致し方ない部分もあるものの、それに飽き足らず今度は「3時間SP」・・・。

まず、同じ番組を3時間も見続けるのは苦痛!よっぽどの内容でないとアキますって!バラエティもドラマも、3時間も・・・となるとどうしても集中力が続きません。しかも今のバラエティって"ひな壇トーク"・"ぶらり旅"・"食べ物"・"健康情報"絡みばっかりでしょう。画面の変化が少ない番組を延々と3時間も見せられたんじゃ、流石に辛い!

番組の尺が3時間ということは、収録時間はその倍近く掛かっているのでしょうから、番組制作者側も大変な負担になってくると思います。まず、編集作業が大変かと。場合によっては地方系列局向けに1~2時間尺の"短縮版"での放送にする為に、再度編集しなければならなくなります。

出演者側も番組収録で長時間拘束されてしまうので、辛いのではないでしょうか。

モトから高視聴率な番組を3時間尺でやると3時間分高視聴率の期待も出来ますが、まさか毎週「3時間SP」で放送する訳にはいきませんから、時として通常放送だと低視聴率の番組を「3時間SP」でやる場合も・・・そうなると、上手くいけば通常放送よりも高視聴率になる期待感もある反面、逆に3時間も低視聴率が続く恐れもあります。

チャンネル数の少ない地方在住の身からすれば、更に厳しい展開が待っています。

大半の地方局だと、他局系列の「3時間SP」は土・日曜の昼下がりにしか放送されません。しかしキー局の特番編成もあり、そうそう放送されないのが現実です。他局列への番販に積極的なテレビ東京では、上記に触れた通り1~2時間の短縮版での番販や、"前編"・"中編"・"後編"と3回に分けての番販も行われていますが、他局だとなかなかこうはいきません。

当地(秋田県)では、この「3時間SP」の乱発で、泣きに泣かされる展開が・・・。

AKT秋田テレビ(フジテレビ系)で日曜午後1時から2時55分まで放送されている「日曜ワイド劇場」が、ここ最近は再放送ばかりになってしまっているという。

というのは、この枠は「月曜名作劇場」(TBS系)の時差ネット枠なのですが「月曜名作劇場」枠もここ最近は「3時間SP」がやたらめったら多くなってしまい、AKT秋田テレビの「日曜ワイド劇場」枠内で納まりきれなくなってしまい"再放送"が増えてしまったという。

だったら土曜日にでも枠移動してやれば良いのでしょうが、土曜日は正午から午後5時30分までテレビ東京系のバラエティ番組のオンパレード編成となっており(12:00出川哲郎の充電させてもらえませんか?◇13:00ありえへん∞世界◇14:00モヤモヤさまぁ~ず2◇15:00土曜グランドスペシャル※「日曜ビッグバラエティ」の時差ネット枠◇16:30開運!なんでも鑑定団)、割り込みは困難な情勢・・・。

日曜日は正午台と午後3時台にキー局(フジテレビ)の番組を同時ネットしており(12:00ウチくる!?/15:00みんなのKEIBA)、こうなると2時間以上の尺のドラマは放送出来なくなってしまいます。

同じTBS系の「水トク!」を代わりに番販してくれると良いのですが、TBSはバラエティ番組は基本的に系列局以外に番販しませんからね。こうなると辛い!


ドラマに限れば「3時間SP」となると、上記のAKT秋田テレビのみならず後々のBS・CS波での"リピート放送"も、放送枠の確保が難しくなることからリピート放送しにくくなるし、乱発するのもどうかとは思いますが・・・皆様はどう思われるでしょうか?







(C)TBS

「西村京太郎サスペンス 十津川警部シリーズ」(TBS系)も、AKT秋田テレビでは3時間尺で放送されたシリーズ3作目以降(「伊豆踊り子号殺人迷路」・「愛と裏切りの伯備線」)は放送出来ず・・・。/(C)1995-2018, Tokyo Broadcasting System Television, Inc. All Rights Reserved.