仮想シミュレーション!中国・尖閣諸島に武力侵攻す!

根拠無く尖閣諸島の領有権を主張する中国。尖閣諸島は日本が国有化したが、途端に香港の活動家らによる尖閣諸島上陸は益々激しくなり、中国国内では週末になる度に「釣魚島(尖閣諸島の中国の呼び名)を武力で奪還せよ!」・「小日本(日本人の蔑称)は中国から出て行け!」・「日本は中国の一部だ!」等と激しいデモが勃発。

事態を重く見た中国の時の最高権力者・習近平国家主席は「釣魚島は歴史的にも国際法的にも中国固有の領土であり日本の領有権の主張は一切認められない。もしこのまま不法占拠を続けるようなら一切の国交断絶をも含めて、武力衝突が起こる可能性があることを警告する。その責務は全て日本側にある。」と脅迫。

また「沖縄もれっきとした中国固有の領土であり、釣魚島同様日本の不法占拠は断固として認められず厳重に抗議する。」と沖縄の領有権をも主張。

しかし日本側はお決まりの「遺憾の意を表明する」という弱々しいコメントを発しただけ。

日中間の関係が悪化する一方、中国では次第に「日本へ宣戦布告して釣魚島を奪還すべきだ!」というナショナリズムが高騰。アメリカは「尖閣諸島は日米安保条約の適用内」とは言うものの、「領土問題はあくまでも日中2国間で解決を」という中立の立場を崩さず。

とうとう民衆の騒乱を抑えきれなくなった中国は、遂に対日参戦を決意。中国海軍の戦艦が大挙して尖閣諸島めがけて進撃を開始しました。

日本は海上保安庁の巡視船がアッと言う間に中国海軍の戦艦の餌食に。尖閣諸島には自衛隊も常駐していないこともあり、いともたやすく一夜にして尖閣諸島は中国がやすやすと占拠。

それでも尚日本政府は「中国政府へは遺憾の意を表明する」としか言えず。国会内では臨時国会が召集され尖閣諸島問題が議論されるも、毎度お馴染み与野党間で協議がまとまらず。

「自衛隊を出動させるべきだ」・「憲法九条があるから自衛隊の出撃は反対だ」・「そんな無人島の為だけに日中間の関係をこれ以上拗れさせてはいけない」と時間だけがムダに費やされていくだけでした。

アメリカはあくまでも中立の立場。オスプレイ配備問題や在沖縄駐屯基地問題等で日米間にも微妙な温度差が生じており、アメリカにしても関係が拗れつつある日本の為だけに中国と一戦を交えるのは得策ではないという世論が大勢を占めていました。

いき上がる中国内では「次は沖縄だ!」と、沖縄への武力行使による奪還論が台頭。しかし沖縄県内では相も変わらず「米軍基地は沖縄から出て行け」ばかり。

そして・・・

日中友好90周年に当たる2062年、尖閣諸島には中国人数百人が常駐する新たな観光スポットと化し、在日米軍基地が撤退後沖縄にも間もなく中国軍が進軍し沖縄も占拠。何も出来ぬ日本政府は中国との武力衝突を回避すべく、その後南西諸島も中国領であることを事実上容認することに。時の首相・時田久仁彦(仮名)首相は「沖縄を含めた南西諸島は平和裏に中国へ割譲することにした」と表明。

とある日の朝日新聞の社説より・・・

「日本は先の太平洋戦争でアジア諸国に数々の苦痛を与え続けた。今度は日本が誠心誠意アジア諸国へ心からお詫びをする番である。朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の拉致問題は先に故･金正日総書記が誠心誠意お詫びしたことで既に解決済みであり、戦時中へ日本軍がした愚行を心からお詫びすべきである。韓国へ対しては従軍慰安婦問題を解決させ、被害者遺族が心から安心する人生へと導くべきである。独島(竹島)のみならず対馬島(対馬)は韓国固有の領土であり、一刻も早く無条件で返還すべきである。また日本海という呼称は日本が朝鮮半島を植民地支配していた時代の呼び名の名残であり、早く東海と言い改めるべきである。中国は経済的にも心的にも最も大切な親友であり、長らく釣魚島(尖閣諸島)と沖縄を日本が不法占拠していた事を心からお詫びし、ひいては近い将来日本が中国へ帰属すべく中国とは今後も密接にお付き合いしていくべきである。」


2112年、日本は完全に中国領となっていました・・・。