テレビ朝日に、もの申す! | VBCテレビブログ放送

テレビ朝日に、もの申す!

近年、TBSの著しい落ち込みぶりでトコロテン式に上昇しつつあるのがこの局です。

ただ消去法による上昇ではなく、近年確実に力を付けつつありますね。その最たる例が平日23時台以降の「ネオバラエティー」枠の好調さです。

夜遅い放送時間ながら軒並み10%以上の高視聴率をマーク。中にはゴールデン帯に昇格した番組も数多く有りました。テレビ朝日にとっては最も活気有る枠といえましょう。

昨年は東日本大震災も有り視聴者もより情報系番組に食指を動かす傾向が強かったかとは思いますが、その中では「報道ステーション」が高視聴率をマーク!"報道のテレ朝"の面目躍如となりました。

低迷期をよく知る身としては大変勢いと活気こそ感じられますが、フジテレビ・日本テレビに比べるとまだまだ・・・な印象は否めません。

平日朝帯枠と週末の午前中は長らく低迷し、ゴールデン帯もまだまだツメが甘い!テレビ朝日が真なる意味で視聴率首位争いを展開するには、これらの部分をテコ入れする必要が有るでしょうね。

バラエティー番組は細部のツメが甘い番組が見受けられる気がします。例えば番組の特集として「声優」を取り上げたのに、ラスト数分に声優とは無関係の事柄(例えばスイーツ特集とか)を取り上げたりして。

先の「中居正広の怪しい噂の集まる図書館」のお正月スペシャルでも、メイン特集は欽ちゃんなのにラスト数分に中居さんがCMに出られている即席麺の"どん兵衛"の特集をしたりして・・・。果たして無理矢理"どん兵衛"特集を挿入する必要があったのかどうか?疑問に思いました。こういった要素は他局の番組にはあまり見受けられない事だと思います。

その声優系の特番ではやたら「ドラえもん」・「クレヨンしんちゃん」のゴリ押しが著しい。両番組共視聴率的に苦戦しているから分からなくもないのですが、何かシラジラしく感じます。

アニメというと大手在京キー局では最も深夜アニメに消極的なのも興味深いですが、今月から突如土曜朝6時から始まった「エリアの騎士」なるアニメの放送には疑問です。「ドラえもん」のシンエイ動画制作による低年齢層向けのサッカーアニメですが、チャンネル数の少ない地域の地方局じゃあるまいし、こんな朝っぱらに無理矢理放送する必要が有るのか?当然地方系列局では全くネットされないし。

テレビ朝日は数十年来アニメ枠が固定されていますが、こういった例外があると途端にヒドい枠での放送を余儀なくされます。過去10年に遡ってみても「ののちゃん」・「ガイキング」・「祝!ビックリマン」・「はたらキッズ マイハム組」・「ねぎぼうずのあさたろう」・「ご姉弟物語」等何れも土曜午前中や日曜朝6時30分からのローカルセールス枠での放送で、これらの作品は殆ど全国ネットされませんでした。何故か系列のBS・CS等でのサイマル放送もされず、このまま歴史に埋もれつつあります。もったいないですね・・・(泣)

これは他局もそうですが、せめて地上波で全国ネットされない番組はBSデジタル・スカパー!等でサイマル放送して頂きたいものです。

アニメの話が長くなってしまいましたが、"報道のテレ朝"と言われるだけあって、報道体制は昔に比べるとかなり充実してきました。朝日新聞のバックアップの下開局した平成新局が多いのも大きいのですが・・・。

しかしその朝日新聞は極左的報道機関として悪評高いですが(泣)テレビ朝日は朝日新聞のあまりの極左報道に批判的という。

地方系列局に目を向けると、平成後発局が多いせいか?クロスネット局がゼロという・・・。(FBC福井放送は日本テレビがメインキー局。UMKテレビ宮崎はフジテレビがメインキー局。)キー局が視聴率好調なせいか、地方系列局も概ねキー局に従順な局が多いかと?

しかし平成バブルの負の遺産と"報道のテレ朝"という局イメージを作る為に止むを得なかったのですが、矢継ぎ早な地方系列局の増発は自らの首を絞めつつもあります。赤字の局が大半な平成新局をいかにして守っていくか?も見ものだと思います。


どーでも良いけどUMKテレビ宮崎の「月曜ワイド劇場」(「土曜ワイド劇場」の遅れネット枠)を何とか出来ないものでしょうかねぇ?