終演・・・'09シーズン | VBCテレビブログ放送

終演・・・'09シーズン

やっと我らがツバメ戦士の'09シーズンが終わりました・・・。

国鉄時代から通算して60年目となる節目のシーズン。とはいえ2年前はドン底最下位だったチーム。個人的には「まだまだ育成段階」と踏んでいました。が、節目の年だから・・・と球団史上初のFAによる戦力補強(相川)に久しぶりにフロントのヤル気を垣間見た思いがしました。

そして迎えたシーズン。Aクラス予想だった常勝・阪神の予想外の出遅れに対し我らがヤクルトが予想外の快進撃!6月には4位に13.5ゲーム差もの大差をつけ、選手・ファン・フロント皆「今年はAクラス」を確信したに相違有りません。・・・その後地獄が待っているともつゆ知らず・・・。

「ウサギとカメ」のイソップ童話よろしく皆が油断してしまいました。フロントはシーズン半ば早々に新外国人獲得を見送りました・・・。そして7月以降は黒星地獄・・・。

一方追いかける阪神はブラゼル獲得と"ニンジン作戦"でジワジワと3位・ヤクルトとの差を縮め遂に逆転!広島にも追い抜かれ神宮のスタジアムDJ・パトリック氏曰くの「GO!(位)GO!(位)スワローズ!」とばかりに5位にまで落ち込みました・・・。

グランドでは極度のフラストレーションからか青木と宮本が対立!投打共気を付ければ防げる様な怪我で主力選手が相次いで離脱!

「もはやこれまでか?」選手もファンも諦めかけた矢先"救世主"が登場!高木と鬼崎が井伏鱒二の"蜘蛛の糸"と言わんばかりに暗雲の垂れ込めたヤクルトに"一筋の光明"としてチームの窮地を救いました。

そしてやっと掴んだ球団史上初のCS進出!

第一戦はエース・石川の好投と青木・デントナの好打で辛勝!しかし我々の"夢"はここまででした・・・。

再び訪れた地獄・・・それは"インフルエンザ"なる放射能ばりの目に見えぬ敵でした・・・。ツバメ党にとってナゴヤは先の大戦時の"ヒロシマ・ナガサキ"のようでした・・・。高木・ユウキ・川本・衣川・野口・・・相次いで目に見えぬ敵に屈していき、もはやツバメの逆襲もここまででした・・・。

当局もヤクルトのファン歴は長いのですが、これ程激動かつ疲れたシーズンは有りませんでした。それは選手・首脳陣・フロント・そして此処を御覧頂いている全ての東京ヤクルトスワローズファンの皆様、いや一時でもCS進出の夢が芽生えた阪神タイガース・広島東洋カープファンの皆様全てに共通する事かと・・・。

当局お気にのテレビアニメ「School Days」の主人公・伊藤誠同様、周囲は東京ヤクルトスワローズにある意味振り回された1年だったのかもしれません・・・。

仮に我らがツバメが中日に勝ち越しCS第二ステージに進出していたとしても去年6勝18敗、今年5勝18敗1分の巨人相手には勝てなかったでしょう・・・。ましてやツバメは投打共怪我人&インフルエンザによる離脱者ばかりですから・・・。

まだまだ選手・首脳陣・フロント共勝つ野球をする土台が出来ていないと思います!来期に向け今季の展開を今一度振り返って来期へ向けて走っていって欲しい!

・・・当局はもう疲れました・・・。そんな疲れた選手・首脳陣・フロント・ファンの皆様全てにささきいさおさんの唄う♪レクイエム を捧げます。





「Gメン'75」のエンディングテーマより。(一部携帯電話からは御視聴頂けません)隠れた名曲かと・・・。/(C)東映