アインシュタインVSロルフィー
今回は'94年に勃発した32ビットCD-ROMゲームマシン戦争のいわゆる"負け組"グループ(泣)3DOとPC-FXのイメージキャラクターのお話!
此処を御覧の皆様の多くは両方の機種とも「はて?そんなゲーム機有ったっけ?」かとは思いますが(泣)発売当時はセガサターン・ソニープレイステーション共々ゲーム誌のみならず一般紙の経済欄をも賑わした位でした・・・。
まずは家電界の巨人・パナソニックが当時社運を賭けて売り出した"3DO REAL"!ゲームソフトメーカーのみならずTBS・電通・フジテレビ・テレビ朝日・テレビ東京等異業種の参入が相次いだのも印象的でしたが、多くの参入メーカーは"様子見的"で本腰を入れて開発したソフトメーカーも少なかった上、到底日本人ウケしそうもない海外産のソフトが多く結果ゲームヲタクからはイマイチ支持されず・・・(泣)当時の国民的ゲーム機・任天堂のスーパーファミコンの25,000円の倍以上の54,800円(税別)で売り出したマルチメディアマシン・3DO REALのイメージキャラクターは何故かアインシュタイン!
世界的に著名な天才科学者にあやかりたかったのでしょうが、日本人的には「原爆の開発に手を貸した」という負の印象を抱いている方も多いかと。そういう点では家庭用マルチメディアマシン(発売当時パナソニックはテレビゲーム機という見方をされるのを毛嫌っていた)としてのイメージキャラクターとしてはイマイチふさわしくなかったかと・・・(泣)缶コーヒーとかのイメージキャラクターとかも務めてはいますが・・・。パナソニックなら「水戸黄門」(渋過ぎか?)とか「ナショナルキッド」(古っ!)とか「ナショナル坊や」等を起用すべきだったかと。
一方同じ"巨人"でもパソコン界の巨人(だった)NECから発売された"PC-FX"はアニメムービーの再生に力点が置かれたゲーム機で、その他パソコンメーカーらしく当時NECの主力パソコンだったPC-9801の外付けCD-ROM機としての用途も有ったりしましたが、とにかく発売ソフトが"アニメ・声優ヲタク向けのコアな作品"に偏り結果ユーザー層もその筋のファンばかり。大手メーカーが参入を取りやめたのは言うまでもなく、コミケ会場で本体を売る荒療治(笑)も結果は出ず・・・(泣)
瀕死のPC-FXを救うべくイメージキャラクターは当時国民的ヒロインアニメだった「美少女戦士セーラームーン」(テレ朝系)のキャラクターデザインを手掛けていた人気アニメーター・只野和子さんがデザインした"ロルフィー"なるオリジナルキャラ!見るからにアニメヲタ受けしそうなイメージキャラは結果として新規ユーザー層獲得どころか更に「PC-FXはアニメ・声優ヲタク向けのゲーム機」という印象を抱かれてしまいました。一時的にその筋のファンには拍手喝采を浴びるも、当時飛ぶ鳥落とす勢いで売れていたセガサターン・ソニープレイステーションが矢継ぎ早に人気声優を起用したアニメ系ゲームを出し続けPC-FX
の優位性は早々に崩れてしまいました・・・(泣)
アインシュタインの3DO、ロルフィーのPC-FX・・・。両機種の累計出荷台数は3DOが国内73万台、全世界で138万台。PC-FXは国内のみで約40万台・・・と3DOの圧勝でしたが、ゲーマー人気はPC-FXの方が高いですね・・・。アキバ価格ではPC-FXソフトが軒並みプレミア価格がついていますが、3DOは一部のアダルトソフトを除いて二束三文ですね・・・(泣)と言うか、アキバで3DOソフト売ってるショップも少ないし・・・(泣)
皆様はアインシュタインとロルフィー、どちらがお好きですか?(笑)
業界初の32ビット機として宣伝費に湯水の如く大金を注ぎ込むも大惨敗を喫した"3DO"!(写真はパナソニックから発売された3DO REAL)後継機種・M2は100億円も投資したにも関わらずゲーム機としての発売は中止に!(泣)
パソコン界の巨人・NECが鳴り物入りで発売するも全く売れなかったPC-FX!しかしごく一部のアニメ・声優ヲタクからは今尚羨望のまなざしで見られているという・・・。ヲタ熱は3DOより上!旧通産省選定のグッドデザイン選定商品だったりする・・・。
こちらはパナソニック"3DO REAL"のイメージキャラクター・アインシュタイン!・・・何故アインシュタイン?原爆開発にも手を貸したのに?・・・アインシュタインを起用した時点で勝負有ったか?(泣)当時、当地みたいなクソ田舎でもアインシュタインが掲載された街頭看板が大々的に掲げられていましたよ!後にも先にも当地でテレビゲーム本体の街頭看板が造られたのは3DO REALだけ!
こちらは"PC-FX"のイメージキャラクター・ロルフィー!いかにもアニメヲタ受けしそうなキャラクター!声は"二代目リカちゃん電話"大野まりなさん!「となりのプリンセスロルフィー」なるゲームもあったっけ。(あんまり面白くなかったけど)/(C)只野和子
パナソニック・3DO REALのアメリカ版テレビコマーシャルより。(一部携帯電話からは御視聴頂けません)生首ボトリ!の演出はキツいアメリカンジョークかと。日本で同じコマーシャルは流せなかったろうねぇ~!(泣)ヂャロから訴えられていただろうね・・・(笑)
こちらはPC-FXのテレビコマーシャルより(一部携帯電話からは御視聴頂けません)'94年12月に流されたコマーシャルかと。まだロルフィーのデビュー前ですね・・・。何が言いたいのかイマイチハッキリしない気も(泣)ただこの映像そのものはおもいッきりレアですね!当局も初めて観ましたよ・・・。
此処を御覧の皆様の多くは両方の機種とも「はて?そんなゲーム機有ったっけ?」かとは思いますが(泣)発売当時はセガサターン・ソニープレイステーション共々ゲーム誌のみならず一般紙の経済欄をも賑わした位でした・・・。
まずは家電界の巨人・パナソニックが当時社運を賭けて売り出した"3DO REAL"!ゲームソフトメーカーのみならずTBS・電通・フジテレビ・テレビ朝日・テレビ東京等異業種の参入が相次いだのも印象的でしたが、多くの参入メーカーは"様子見的"で本腰を入れて開発したソフトメーカーも少なかった上、到底日本人ウケしそうもない海外産のソフトが多く結果ゲームヲタクからはイマイチ支持されず・・・(泣)当時の国民的ゲーム機・任天堂のスーパーファミコンの25,000円の倍以上の54,800円(税別)で売り出したマルチメディアマシン・3DO REALのイメージキャラクターは何故かアインシュタイン!
世界的に著名な天才科学者にあやかりたかったのでしょうが、日本人的には「原爆の開発に手を貸した」という負の印象を抱いている方も多いかと。そういう点では家庭用マルチメディアマシン(発売当時パナソニックはテレビゲーム機という見方をされるのを毛嫌っていた)としてのイメージキャラクターとしてはイマイチふさわしくなかったかと・・・(泣)缶コーヒーとかのイメージキャラクターとかも務めてはいますが・・・。パナソニックなら「水戸黄門」(渋過ぎか?)とか「ナショナルキッド」(古っ!)とか「ナショナル坊や」等を起用すべきだったかと。
一方同じ"巨人"でもパソコン界の巨人(だった)NECから発売された"PC-FX"はアニメムービーの再生に力点が置かれたゲーム機で、その他パソコンメーカーらしく当時NECの主力パソコンだったPC-9801の外付けCD-ROM機としての用途も有ったりしましたが、とにかく発売ソフトが"アニメ・声優ヲタク向けのコアな作品"に偏り結果ユーザー層もその筋のファンばかり。大手メーカーが参入を取りやめたのは言うまでもなく、コミケ会場で本体を売る荒療治(笑)も結果は出ず・・・(泣)
瀕死のPC-FXを救うべくイメージキャラクターは当時国民的ヒロインアニメだった「美少女戦士セーラームーン」(テレ朝系)のキャラクターデザインを手掛けていた人気アニメーター・只野和子さんがデザインした"ロルフィー"なるオリジナルキャラ!見るからにアニメヲタ受けしそうなイメージキャラは結果として新規ユーザー層獲得どころか更に「PC-FXはアニメ・声優ヲタク向けのゲーム機」という印象を抱かれてしまいました。一時的にその筋のファンには拍手喝采を浴びるも、当時飛ぶ鳥落とす勢いで売れていたセガサターン・ソニープレイステーションが矢継ぎ早に人気声優を起用したアニメ系ゲームを出し続けPC-FX
の優位性は早々に崩れてしまいました・・・(泣)
アインシュタインの3DO、ロルフィーのPC-FX・・・。両機種の累計出荷台数は3DOが国内73万台、全世界で138万台。PC-FXは国内のみで約40万台・・・と3DOの圧勝でしたが、ゲーマー人気はPC-FXの方が高いですね・・・。アキバ価格ではPC-FXソフトが軒並みプレミア価格がついていますが、3DOは一部のアダルトソフトを除いて二束三文ですね・・・(泣)と言うか、アキバで3DOソフト売ってるショップも少ないし・・・(泣)
皆様はアインシュタインとロルフィー、どちらがお好きですか?(笑)
業界初の32ビット機として宣伝費に湯水の如く大金を注ぎ込むも大惨敗を喫した"3DO"!(写真はパナソニックから発売された3DO REAL)後継機種・M2は100億円も投資したにも関わらずゲーム機としての発売は中止に!(泣)
パソコン界の巨人・NECが鳴り物入りで発売するも全く売れなかったPC-FX!しかしごく一部のアニメ・声優ヲタクからは今尚羨望のまなざしで見られているという・・・。ヲタ熱は3DOより上!旧通産省選定のグッドデザイン選定商品だったりする・・・。
こちらはパナソニック"3DO REAL"のイメージキャラクター・アインシュタイン!・・・何故アインシュタイン?原爆開発にも手を貸したのに?・・・アインシュタインを起用した時点で勝負有ったか?(泣)当時、当地みたいなクソ田舎でもアインシュタインが掲載された街頭看板が大々的に掲げられていましたよ!後にも先にも当地でテレビゲーム本体の街頭看板が造られたのは3DO REALだけ!
こちらは"PC-FX"のイメージキャラクター・ロルフィー!いかにもアニメヲタ受けしそうなキャラクター!声は"二代目リカちゃん電話"大野まりなさん!「となりのプリンセスロルフィー」なるゲームもあったっけ。(あんまり面白くなかったけど)/(C)只野和子
パナソニック・3DO REALのアメリカ版テレビコマーシャルより。(一部携帯電話からは御視聴頂けません)生首ボトリ!の演出はキツいアメリカンジョークかと。日本で同じコマーシャルは流せなかったろうねぇ~!(泣)ヂャロから訴えられていただろうね・・・(笑)
こちらはPC-FXのテレビコマーシャルより(一部携帯電話からは御視聴頂けません)'94年12月に流されたコマーシャルかと。まだロルフィーのデビュー前ですね・・・。何が言いたいのかイマイチハッキリしない気も(泣)ただこの映像そのものはおもいッきりレアですね!当局も初めて観ましたよ・・・。



