コアなゲーマーなら忘れられない!高城剛ゲー! | VBCテレビブログ放送

コアなゲーマーなら忘れられない!高城剛ゲー!

 一部週刊誌では「沢尻エリカ様、噂の彼氏(高城剛氏)と破局?」等言われてますが、コアなゲーマーなら「やっぱりな・・・」「高城剛プロデュースのゲームがツマらなかったから別れたんだ!」と変に納得しているかと思います・・・。
 ・・・と、ここで多くの方は「沢尻エリカさんは知ってるけど、高城剛さんって何者?」と疑問に思われるかと思います。
 自称"ハイパーメディアクリエイター"(ってこの言い方からしてかなり胡散臭い)で、分かりやすく言えば"映像作家"ですかねぇ?ただ、彼がかつてプロデュースしたテレビゲームソフトが知る人ぞ知る"ハイパークソゲー"として、一部のコアなゲーマーからは「3DOをダメにしたA級戦犯」として悪い意味で強烈にその名をインプットされています・・・。
 その"3DO"も今となっては「何それ?」だと思いますが(泣)、家電業界の雄・松下電器や三洋電機、韓国のサムスンやLG電子などから発売された"インタラクティブマルチプレイヤー"で(これも分かりづらい表記ですね。要はゲーム機です!)高城氏は自らの会社"フューチャーパイレーツ"ブランドで、次から次へとゲーマーを恐怖のドン底に陥れる極悪クソゲーを発売していったのです!
 日本国内では3DO本体と同時発売された「チキチキマシン猛レース」。秋葉原等で夜通し並んで本体5万4千8百円(税別)+ソフト代で、〆て人によっては10万円近い額でも購入する程のマニアが単にレースの予想をするだけの名ばかりのアドベンチャーゲームをつかまされた日にゃ、はらわた煮えくりかえるのも無理はないでしょう・・・。
 元々本作は過去の人気アニメを題材にしたソフトという事で、ゲーム性の薄さが全く分からなかった松下電器も大々的に宣伝したものだからヘタに売れてしまい、これですっかり気を良くした高城氏は矢継ぎ早に"ゲーム性二の次"なヘッポコゲーを連発。3DOはコアなゲーマーから「3DOはこの程度のゲームしか楽しめないのか?」とナメられ、発売早々見下りを突きつけられたのでした・・・。
 参入第二弾は、誰をターゲットにしたのか全く不明なアドベンチャーゲーム「マカロニほうれん草インタラクティブ」。"インタラクティブ"とは"双方向性"という意味ですが、本作は確かに双方向性は有ります。登場人物を操作出来ますからね・・・。でもTVゲームそのものが双方向性が有りませんか?
 本作では高城氏の業界での顔の広さが如何なく発揮されただけのソフトで、吉本のお笑いタレント(今いくよ・くるよ、チャーリー浜ほか)が声を当てた事だけが唯一の長所というヒドさ!クリアしないと先に進めないミニゲームのバランスが最悪・・・。
 次いで同時期に発売の「モンタナ・ジョーンズ」は「Dの食卓」で当時"時の人"だった、飯野賢治氏やめったな事ではソフト批判をしない徳間書店もボロクソ批判していたタイトル。テレビアニメ('95にNHK総合にて放送)からの取り込みのアニメ画像や難易度の低い横スクロールアクションは、低年齢層を意識した内容だったのですが、こちらもコアなゲーマーにはかなり評判が悪かったですね・・・(泣)
 とにかく両者の毛嫌いぶりはハンパじゃなかったですねぇ!飯野氏は「ボクが過去4年間にプレーしたゲームでは一番ツマらなかった」「(高城氏は)クリエイターではなく、企て屋だ」「そんなにゲーム作るのがイヤなら、作らなきゃいい」「ゲームショップの店頭でサターンが"バーチャファイター"、PSが"リッジレーサー"で3DOが"モンタナ"じゃナサケないんですよ!」等激怒され、唯一3DO関連の雑誌を発売されていた徳間書店の雑誌では、ライターが「個人的に最も許せないソフトだ。こんなゲームを作るヤツも売るヤツも人間性を疑う」とまで言われる始末・・・。
 最期は「チキチキマシン猛レース2」!。前作とはうって変わり3Dのレーシングゲームとして発売・・・。元々ゲームとしては面白く無かった前作より更に面白くなくなっているので、これから買おう・・・と思われている方は要注意!レーシングゲームとしては操作性がとても悪いのと、グラフィックの書き換えがサッパリで・・・(泣)これなら前作同様のムービーソフトにした方がまだ良かったのかもしれません・・・(泣)
 高城氏は95年以降、テレビゲームソフトの製作を諦め各種映像製作に携わっています。何れゲーマーにとっては"荒らし"的なクリエイターとして悪評が高いお方ですね・・・(泣)





少々分かりづらいですが、"高城剛ゲー"の中では最も評判の悪い「モンタナ・ジョーンズ」のパッケージ。
アニメ版は主人公モンタナ(声・大塚明夫)が、世界の考古学的遺産を手を入れんとするゼロ卿の野望を打ち砕くべく、世界をまたにかけ活躍する様を描いた冒険アニメ。基本的には横スクロールのアクションゲームですが、他にも3Dのレースゲーム・占い(デタラメだけど)・パズル等様々なミニゲームが楽しめるので、当局的には結構イケる!と思うのですが・・・。キャストも豪華!/(C)NHKソフトウェア・REVER